2013年3月4日
視聴覚メディア間の同期判断に関わる脳活動の検討 : Functional MRIを用いた脳活動によるQoEの評価に向けて(メディア・コミュニケーションの品質と福祉,及び一般)
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ
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- 巻
- 112
- 号
- 476
- 開始ページ
- 31
- 終了ページ
- 35
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本研究では,ヒトの脳活動を非侵襲的に画像化できる機能的磁気共鳴画像法(functional MRI)を用い,視聴覚メディア間の同期判断に関わる脳活動領域の同定を目的とした実験を行った.実験には20名の健常者が参加し,視聴覚同新院判断課題時の脳活動を計測した.その結果,視聴覚同期性判断課題時に前頭葉や頭頂葉の大脳皮質及び小脳や視床など複数の脳領域が活動することが明らかになった.更に,視聴覚メディアが非同期であると被験者が判断した時に,側頭頭頂結合部や運動前野の脳領域が特異的に活動するという知見を得た.これらの脳領域の活動に注目することにより,視聴覚メディア間同期のユーザ体感品質(QoE)といった主観的内容を脳活動という物質的側面から評価できる可能性が示唆された.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009712892
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN1054106X
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009712892
- CiNii Books ID : AN1054106X