研究ブログ

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晴れ 脱活乾漆彫刻「陸」作品「造形作家功労表彰」受賞と評論(美術評論家:クリスティーヌ・モノ―)

3名の美術評論家が推す「第8回 美の視点」出品作品 出版物掲載 報告

 2022年8月出版(美術の杜出版社) BMvol.59 表紙

 

 

 

 

 

 

 

以下、竹永亜矢「陸」作品 p.3掲載ページ 作品写真と美術評論家(仏)クリスティーヌ・モノ―による作品評

PDFはこちらから➡ img20220808_14452126.pdf

 

 

晴れ 日伊芸術友好祭 彫刻作品出品報告

2022年 11月23~30日開催

日伊芸術友好祭 (イタリア・ボローニャ市)

2022日伊芸術友好祭DM

展覧会期間:2022年11月23日(水)~11月30日(水)

監修:ピエールジャコモ・ペテルオーリ

場所:バラッカノ宮殿 エリザベッタ・ポッサディー美術館(イタリア・ボローニャ市)

主催:一般社団法人藝文協会/後援:在イタリア日本国大使館・在ミラノ日本国総領事館

竹永亜矢出品彫刻作品:木花咲耶姫・コノハナサクヤヒメ「東風」
技法:脱活乾漆(だつかつかんしつ) /素材:漆・麻布・金箔
サイズ:W26×D26×T38㎝

東風

 

展覧会開催・出品報告「第8回 美の視点」~3名の美術評論家が推す2022注目作家展

2022年 5月15日  竹永亜矢展覧会開催・出品報告

「第8回 美の視点」~3名の美術評論家が推す2022注目作家展

会期:2022年 5月20日(金)~5月23日(月)11:00~17:00(最終日14:00まで)

場所:日中友好会館美術館(東京都文京区)

 

 「第8回 美の視点」~3名の美術評論家が推す2022注目作家展 案内状DMはコチラ➡2022 第8回美の視点DM.pdf

 

「第8回 美の視点」~3名の美術評論家が推す2022注目作家展

竹永亜矢 出品作品「陸」

推薦の言葉

作家は、古代エジプトの、人物像の語らぬ瞑想の美や、

上代仏像の脱活乾漆仏像の畏怖の威厳の所在に着目し、

造形技法を復活、彫刻と漆工のコラボレーションによる

この陸シリーズに没頭している。

ひとは大地の安定さに憧れ、自然の素朴さにいつも回帰している。

直立で語らぬ人物像は、自然と芸術、人間のミディアム的象徴として

ここに存在する。

                  美術評論家 長谷川 栄

 

作品「陸」

技法:脱活乾漆・螺鈿/素材:漆・麻布・貝/サイズ:高 38.0×幅 10.5×奥 10.5㎝

 脱活乾漆『RIKU』 

―古代美術における人物表現とその技法ー

竹永亜矢

 古代中国の漢時代(BC 2~AD3世紀)から唐時代(7~9世紀)にかけて作られた「俑」の人物表現に魅せられ、「俑」における造形の研究課程で生まれた作品。「俑」の個性あふれる表現と躍動感のある造形は、その時代の日常を感じさせ、粘土素材による活き活きとした動きや当時の作り手の個性や感性が感じ取れる。本作「RIKU」の女子がやや上を見上げて立つ姿は、日常の一瞬を捉え、静的でありながら女子の生命感と量感を表現している。

 本作で用いられた脱活乾漆技法と螺鈿技法は、唐時代と重なる日本の奈良時代(7世紀)中国から日本に伝わり、天平文化の中で仏像制作技法の最盛期を迎え、唐招提寺の鑑真和上像や興福寺の阿修羅像など、1000年以上経つ現代においても人々の印象に残る表情を持つ像が創作された。奈良時代に制作された乾漆仏は、白土に顔彩を用いて仕上げ装飾がなされた。本作は脱活乾漆による胎(たい)に頭部は胡粉と顔彩、着衣は漆芸の黒漆蝋色仕上げに、螺鈿による装飾を行っている。日本の古典は東洋の古典にも通じ、それが現代において融合され、新しい表現となった。

 本作のコンセプトは、竹永亜矢「立つ」作品シリーズにも通じ、その造形と素材である漆の表現の可能性を感じさせる。「現代に生きる東洋の美」を作家は一貫して追求し続けている。

 本作『RIKU』は海外展2005年「漆の美展スペイン展(巡回)」 サマランカ(サマランカ大学西日センター美智子様ホール) トレド(サクラメント文化センター) バルセロナ(バルセロナ民族博物館)に出品し、古典的造形技法と、現代に生きる漆芸の表現が融合した作品として評価された。

Keywords: 唐・俑・奈良時代・天平文化・脱活乾漆・螺鈿

 

 

晴れ 出版報告 2022「BM 美術の杜 vol.58 」(竹永亜矢作品・評論掲載)

竹永亜矢:出版報告 2022年4月

「BM 美術の杜 vol.58 」(美術の杜出版社)

特集 美術・文芸史上に残る名作・傑作選掲載 p.265


特集 美術・文芸史上に残る名作・傑作選掲載 p.265 掲載ページ

 掲載ページダウンロード➡2022 BMvol.58「立つ」竹永ページ.pdf

評論

天平彫刻と現代を結ぶ、求心力のある造形”

漆工芸の伝統的な技法として、仏像彫刻に用いられてきた秘法”脱活乾漆”の研究や実験を続け、現代彫刻における漆工表現の相乗効果を追求した見事な造形である。古くは天平時代、この技法は白土や顔料による仕上げが主であったが、本作「立つ」のシリーズでは朱(赤)と黒、金を組み合わせており、日本の文化や時代を超越した新しいセンスを実感できる。墳墓的物語性を含んだ気韻にも魅了される。                 美術評論家 長谷川 栄

作家

竹永亜矢 プロフィール

脱活乾漆による彫刻「立つ」シリーズ、日本上代神話に登場する女神を題材にした「木花咲耶姫・コノハナサクヤヒメ」シリーズの制作に取り組んでいる。

2022年現代人気美術作家年鑑「CLOSE UP ARTIST」(彫刻部門) 年間グランプリ受賞/第6回「美の視点」展覧会2020年美の視点貢献作家大賞/A.M.S.Cスペイン本部2017年ジアンナ・プロダン賞/「自由美術展」(国立新美術館)2015年平和賞、2010年 現代彫刻美術館奨励賞、2009年 佳作賞/「漆の美展」(明治神宮文化館宝物展示室)2010年  林野庁長官賞、2006 日本漆工協会会長賞/個展(福岡・熊本・東京)/海外展(ニューヨーク・カナダ・台湾・スペイン)

1968年 熊本県生まれ 福岡県在住

師・塙和道、近畿大学九州短期大学教授、自由美術協会会員、日本漆工協会会員、筑紫美術協会理事

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ 出版・受賞報告「現代人気美術作家年鑑 彫刻部門 年間グランプリ」

出版・受賞報告

竹永亜矢(近畿大学九州短期大学 美術表現研究室)


 


『2022 現代人気作家年鑑』 美術の杜出版社 (2月28日出版)

CLOSE UP ARTIST 2022「現代人気美術作家年鑑 彫刻部門 年間グランプリ受賞」

←『 2021 現代人気作家年鑑 』 表紙 

サイズ:縦27.5×横21㎝    総ページ数(771)

 

竹永亜矢掲載ページ

p.62,63「CLOSE UP ARTIST 2022 年間グランプリ受賞」

p.512「現代人気作家の横顔-彫刻家-」
p.520「彫刻・工芸 現代人気作家一覧」

掲載内容: 評論(長谷川栄),竹永亜矢作品5点・プロフィール

2022 現代人気美術作家年鑑 p.62 「CLOSE UP ARTIST 2022彫刻部門 竹永亜矢 評論 長谷川栄 」

拡大はこちら➡ 2022 CLOSE UP ARTIST p.62.pdf

2022 現代人気美術作家年鑑 p.63 「CLOSE UP ARTIST 2022彫刻部門 竹永亜矢 評論 長谷川栄 」

拡大はこちら➡ 2022 CLOSE UP ARTIST p.63.pdf

  

 

 

 

 

晴れ 出版・掲載報告 2021「現代人気美術作家年鑑」

出版・掲載報告

竹永亜矢(近畿大学九州短期大学 美術表現研究室)

『2021 現代人気作家年鑑』 美術の杜出版社 (2月26日出版)

2021 現代人気美術作家年鑑 (amazon)

 

 

 

『 2021 現代人気作家年鑑 』 表紙

サイズ:縦27.5×横21㎝

↑「現代人気作家特選ギャラリー」p.451

 

 総ページ数(783)

竹永亜矢掲載ページ

p.451「現代人気作家特選ギャラリー」 第83回 自由美術展出品 彫刻作品「2019・ 立つ」,竹永亜矢プロフィール
p.464「現代人気作家の横顔-彫刻家-」
p.472「彫刻・工芸 現代人気作家一覧」

 

2021 現代人気美術作家年鑑 竹永掲載ページ .pdf



 

 

 

 

 

晴れ 報告:八代市立博物館未来の森ミュージアム 夏季特別展覧会における作品展示

近畿大学九州短期大学 美術表現研究室 竹永亜矢

 報告 〈八代市立博物館未来の森ミュージアム企画展における収蔵作品の活用〉

 

八代市立博物館未来の森ミュージアム 開館30周年記念 令和3年度夏季特別展覧会

「やつしろ美術動物園2~博物館には動物がいっぱい~」

開催期間:令和3年 7月16日(金)~8月29日(日) 開館時間:9:00~17:00(入館16:30まで)

場所:八代市立博物館未来の森ミュージアム HP:http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/index.jsp

〒866-0863  熊本県八代市西松江城町12-35  TEL:0965-34-5555 FAX:0965-33-9200

 

2021 やつしろ美術動物園2  (パンフレット表) (パンフレット裏)

展覧会案内〈八代市立博物館HPより〉

博物館なのに動物園!?
 江戸時代の美術工芸品をみると、その多くに動物のモチーフが用いられています。当時の日本人に身近であった動物や、目にしたことのない異国の動物、そして想像上の幻獣など、さまざまな動物が身の回り品を飾りました。
 本展覧会では、2008年度に開催した夏季特別展覧会「やつしろ美術動物園」の第2弾として、館蔵品や財団法人松井文庫所蔵品から、動物を主題とした絵画や工芸品を紹介します。今にも動き出しそうなほど精細に描かれた動物や、すこしデフォルメされた愛くるしい動物たちは、時を経てもなお私たちの目を楽しませてくれるものばかり。
 この夏は、動物いっぱいの博物館で、様々な出会いをお楽しみください。

展覧会出品リスト➡ http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/event/2021/pdf/2021smlist.pdf

 

 

 

竹永亜矢 展示作品

「まめしば」 脱活乾漆彫刻 

材質:漆・麻布・金粉 / サイズ:W17 ×D31×T32cm 

2007年 八代市立博物館未来の森ミュージアム収蔵 

 

👇 博物館HP 〈作品・作者紹介ページ〉

http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/search/dtl.jsp?kid=94655&cgid=27&searchstr=

 

 

 

 

 

美術・図工 展覧会開催と出品のお知らせ

福岡県緊急事態宣言に伴い、展覧会は中止となりました。

 

近畿大学九州短期大学 美術表現研究室 竹永亜矢(展覧会開催と出品)

2021年度 第24回 朝倉市美術協会会員展 -世界へ発信する朝倉文化-  

場所:福岡県 朝倉市総合市民センター

会期:2021年5月11日火曜~16日日曜 〈入場無料〉

時間:10:00~18:00(最終日は16:00まで)

主催:朝倉市美術協会 

後援:朝倉市教育委員会/甘木連合文化会

概要:書・彫刻・工芸・洋画・日本画・写真 朝倉市美術協会会員による各部門の作品展

 

 

2021年度 竹永亜矢出品作品 「space 立つ -平和への道-」

サイズ:W112×S40 ×T68 cm ・技法:木芯乾漆 ・素材:漆、檜、麻布

2021年度 ポスター

2021年度 ポスターはコチラ.jpg

  

 👇 前回、2019年度 第23回 朝倉市美術協会会員展の様子 

   (2019年5月7日~12日 朝倉市総合市民センター)

  2019年 5月 撮影 展示の様子  
 塙和道出品作品 「立つ」   竹永亜矢出品作品 「若き兵士」

  2019年展覧会ブログアーカイブはコチラhttps://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/93798/826938b9189354b69f567868bfa395e4?frame_id=629827

竹永ゼミナール研究活動報告【創作劇への取り組み~立体造形から劇発表まで~】

  近畿大学九州短期大学 保育科 2020年 竹永ゼミナール  

創作劇への取り組み ~立体造形から劇発表まで~】 

オリジナル人形劇の創作と活用

「ぶんちゃんとレオンくん」

作・美術・シナリオ・出演 : 保育科2年生 的野広子・森本美保

劇発表開催:2020年12月15日火曜 13:30~   (場所:近畿大学九州短期大学 図画工作教室1階)

  竹永ゼミナールでは、身近な素材を使った立体造形「かぶりもの人形」制作、その人形を出演者としたオリジナルシナリオの作成、舞台美術、小道具制作に取り組み、学内にて劇の発表を行いました。

 本年度は、新型コロナ感染症予防対策を行いながら、鑑賞者も楽しめる参加型の劇発表の方法について検討し、劇の制作と表現活動の研究に取り組みました。 

舞台用ポスター (チケットデザイン:保育科2年生 森本美保)

舞台チケットデザイン

舞台

舞台と出演者舞台会場

左:リハーサル風景       中央:会場設営        右:舞台と出演者

 れおんくん参加者用 小道具ぶんちゃん

右:文鳥の「ぶんちゃん」   中央:カメレオンの「レオンくん」  右:参加者用小道具「くだもの」

かぶり物素材:新聞紙・画用紙・フェルト・糊・ボンド /  小道具:新聞紙・フェルト・ボンド

 

NEW 受賞報告【美の視点貢献作家大賞】 第6回 美の視点

受賞報告              近畿大学九州短期大学 美術表現研究室    

准教授 竹永亜矢   

 脱活乾漆彫刻「RIKU」 サイズ:H35×W9×D7

 【美の視点貢献作家大賞】受賞

 第6回 3名の美術評論家が推す2020注目作家展

 会期 :2020年12月18日~12月22日   場所:日中友好会館美術館(東京都)

 

 ■受賞理由〈表彰の言葉〉

貴殿は多年に亘り創作と研究に精進され独自の格調高き芸術世界を創り出されました。
またその類稀なる才能と努力により日本芸術文化の国際的な普及と発展に大きく貢献されましたよってその功績を称えここに表彰します。

                           日本美術評論家連盟 選考委員長 長谷川 栄 

 

 

美術の杜出版社 BMvol.53    p.130