2016年9月
南琉球八重山語波照間方言の三型アクセント (特集 日本語アクセント記述研究の新展開)
言語研究 = Journal of the Linguistic Society of Japan
- ,
- 巻
- 150
- 号
- 開始ページ
- 87
- 終了ページ
- 115
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11435/gengo.150.0_87
- 出版者・発行元
- 日本 言語 学会
<p>本稿では,南琉球八重山語波照間方言(以下,波照間方言)の三型アクセント体系について論じる。これまで波照間方言のアクセントは主に二型アクセント体系とされてきたが,近年,三型(Ogawa and Aso 2012,小川・麻生2015),あるいは四型(松森2015a)のアクセント体系を持つという報告が相次いだ。本稿では,まず共時的なアクセント体系についての調査結果をもとに,波照間方言が三型アクセント体系を持つと主張する。次に,現在の波照間方言の各アクセント型に所属する語彙には語頭音による偏りが認められるという事実を報告するとともに,白保方言との比較から,そのような偏りが250年以上前から存在したであろうという通時的な分析の結果を示す。</p>
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.11435/gengo.150.0_87 本文へのリンクあり
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40021006363
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00077625
- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 琉球語波照間方言の研究
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/027745356
- ID情報
-
- DOI : 10.11435/gengo.150.0_87
- ISSN : 0024-3914
- CiNii Articles ID : 40021006363
- CiNii Books ID : AN00077625