共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2017年3月

EBウイルス陽性胃がんの発生に関わるピロリ菌の作用の研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26460546
体系的課題番号
JP26460546
配分額
(総額)
4,940,000円
(直接経費)
3,800,000円
(間接経費)
1,140,000円

ピロリ菌は胃がんの発生に働く。一方、EBウイルス(EBV)も10%程度の胃がんの発生に関与している。それぞれの微生物は、胃がんの発生において別個に働くと考えられてきたが、EBV陽性胃がんの周囲に、ピロリ菌感染による萎縮性胃炎がしばしば認められる。これより、EBV陽性胃がんの形成に、ピロリ菌が協働している可能性が考えられた。そこで、胃上皮細胞を用いてピロリ菌感染によるEBV感染状態の変化を解析した。
ピロリ菌のLPSが胃上皮細胞の自然免疫応答を撹乱し、感染細胞でのEBVの増殖を促した。ピロリ菌とEBVの二重感染が宿主細胞のシグナル応答を変化させ、EBV関連胃がんの発生を促進すると考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26460546/26460546seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26460546
ID情報
  • 課題番号 : 26460546
  • 体系的課題番号 : JP26460546

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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