講演・口頭発表等

2015年3月14日

課題の難易度と主観評価に基づく情報提示手法の評価実験

電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
  • 岡崎 泰久
  • ,
  • 西村 康平
  • ,
  • 吉川 厚

記述言語
日本語
会議種別

本研究では,板書のように書いていく過程を提示する動的提示,および,最終結果のみを提示する静的提示という情報提示方法の違いが,学習者の理解に与える影響を,実験により調べる.図形の証明課題を取り上げ,動的提示の速さや情報の提示手法の違いの影響を,課題の難易度と学習者自身による主観評価およびその視線の動きから分析した.その結果,構成的理解を助ける動的提示は,課題が難しい場合には有効な提示手法であり,情報の解釈の自由度を与える静的提示は,課題が難しくない場合には,有効な提示手法となり得ることを示した.また,動的提示における提示の速さが,理解の重要な要因となり,適切な情報提示の速さが存在する可能性を示した.

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/110010021577