2011年8月23日
資料の活用領域における確率判断を行う授業に関する研究
日本科学教育学会年会論文集
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(招待・特別)
本研究は中学校の数学科で実施されている資料の活用領域において,生徒が資料をもとに判断を行うための授業の構築を目指している.特に確率的な判断を行うことに着目し,2種類の充電池の寿命をそれぞれの班で調査(標本調査)を行いその結果を基に,課題について確率的判断に基づき考察を行う授業を行った.これは,西仲・吉川(2011)が示した,全体課題の枠を提示して議論する場面,複数の個別課題をグループ毎に提示して個別課題の解き方を振り返る場面,という2つの場面を持つ授業設計の方法を用いた授業である.その結果,生徒たちは,電池の組合わせを考えて,基準を自ら決め,それに基づいた確率を求め,判断を行うことができた.
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