2018年4月 - 2023年3月
慢性痛に対する認知行動療法の無作為化比較試験による効果検証とその普及に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 18H01091
- 体系的課題番号
- JP18H01091
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 16,900,000円
- (直接経費)
- 13,000,000円
- (間接経費)
- 3,900,000円
- 資金種別
- 競争的資金
2020年度の主要課題は,①本研究の中核となる無作為化比較試験(Randomized Controlled Trial: RCT)のリクルートを継続することで,24名の対象者を組み入れを目標としていた。また,②本研究の介入である慢性痛に対する認知行動療法プログラム(Cognitive Behavioral Therapy for Chronic Pain: CBT-CP)の実践用資材として,その一部となる治療者用マニュアルの開発に着手することも目標とした。
①RCTのリクルートの進捗状況:以下2つの理由により,大幅な遅れが生じた。第一に,COVID-19の感染拡大防止のため,各実施機関でも対面でのCBT-CPの実施が困難となり,リクルートや介入を一時中断する必要が生じたためである。介入の一時中断に対する対応として,研究計画を一部変更し,一定条件を満たす場合にオンラインツールによるCBT-CPの実施を可能とした。第二に,主幹校での研究開始手続きに不備があることがわかったため,改めて研究開始手続きをやり直す必要が生じたためである。この対応として,2021年2月に改めて主幹校での研究開始許可が得て,各実施機関でも改めて研究開始手続きを依頼し,順次リクルートを再開できるように対応を進めた。
②治療者用マニュアルの開発:当初の計画では,RCT版のCBT-CPとそれに対応する治療者用マニュアルの公開を計画していたが,研究成果を既に公開しているパイロット版のCBT-CPとそれに対応する治療者マニュアルを先行して開発・公開することにした。本研究の最終目標が本邦でのCBT-CPの普及であることや,CBT-CPに関する研修会や講演等の依頼が増加していることを考慮すると,現時点で提供可能な資材があれば随時公開していくことが望ましいと判断した。これについては順調に進行しており,2021年度中にパイロット版のCBT-CPとその治療者用マニュアルを公開できる見込みである。
①RCTのリクルートの進捗状況:以下2つの理由により,大幅な遅れが生じた。第一に,COVID-19の感染拡大防止のため,各実施機関でも対面でのCBT-CPの実施が困難となり,リクルートや介入を一時中断する必要が生じたためである。介入の一時中断に対する対応として,研究計画を一部変更し,一定条件を満たす場合にオンラインツールによるCBT-CPの実施を可能とした。第二に,主幹校での研究開始手続きに不備があることがわかったため,改めて研究開始手続きをやり直す必要が生じたためである。この対応として,2021年2月に改めて主幹校での研究開始許可が得て,各実施機関でも改めて研究開始手続きを依頼し,順次リクルートを再開できるように対応を進めた。
②治療者用マニュアルの開発:当初の計画では,RCT版のCBT-CPとそれに対応する治療者用マニュアルの公開を計画していたが,研究成果を既に公開しているパイロット版のCBT-CPとそれに対応する治療者マニュアルを先行して開発・公開することにした。本研究の最終目標が本邦でのCBT-CPの普及であることや,CBT-CPに関する研修会や講演等の依頼が増加していることを考慮すると,現時点で提供可能な資材があれば随時公開していくことが望ましいと判断した。これについては順調に進行しており,2021年度中にパイロット版のCBT-CPとその治療者用マニュアルを公開できる見込みである。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H01091
- 体系的課題番号 : JP18H01091
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
BioPsychoSocial medicine 14(6) 6-6 2020年 査読有り