2007年11月
シビアアクシデント時におけるUO$_{2}$及びMOX燃料からのセシウム及び低揮発性元素の放出
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 44
- 号
- 11
- 開始ページ
- 1421
- 終了ページ
- 1427
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.44.1421
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
シビアアクシデント時の燃料からの放射性物質の放出挙動を調べるVEGA計画において、照射済のPWR-及びBWR-UO$_{2}$, ATR-MOX燃料をほぼ同一条件で試験した結果を報告する。1770K以下の燃料温度におけるセシウムの放出は、照射中の燃料内移行の違いに影響されることを示した。1770K以上でのセシウム、及び試験温度におけるウラン,プルトニウム,ストロンチウム,モリブデンの低揮発性元素の放出速度に関しては、燃料による違いは見られなかった。3130Kの温度においてプルトニウムの放出が増大したが、これは燃料の還元によるPu化合物の分圧上昇が原因と考えられる。ストロンチウムにおいても3130Kで放出が増大し、モリブデンに関しては2310K以上で放出が低くなった。これらは、ストロンチウム及びモリブデンの酸化物が還元して金属となったためと考えられる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3327/jnst.44.1421
- ISSN : 0022-3131
- CiNii Articles ID : 10019655470
- CiNii Books ID : AA00703720