共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

気道上皮炎症によって決定されるインフルエンザウイルスの宿主域と病原性

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

課題番号
19H03475
体系的課題番号
JP19H03475
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

インフルエンザウイルスの感染病態を理解するには、気道上皮組織における感染初期の炎症応答と、マクロファージによって二次的に増幅された過剰な炎症応答を区別し、それぞれの分子機構を理解していく必要がある。気道上皮細胞からの炎症応答誘導を制御するセンサー分子としてMxAを同定し、MxAによって鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が抑制され、MxAは宿主域の決定因子の一つであることを明らかにした。また、炎症応答によって細胞外に放出されたASCスペックルが細胞間伝播することで、非感染細胞でも過剰な炎症応答(サイトカインストーム)が誘導されることを明らかにした。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H03475
ID情報
  • 課題番号 : 19H03475
  • 体系的課題番号 : JP19H03475