共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

ウイルス粒子の質を保証する小胞媒介性のウイルスゲノム輸送

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
18K07137
体系的課題番号
JP18K07137
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

複製されたウイルスゲノムは核外輸送後、Rab11a陽性輸送小胞を介して、微小管依存的に細胞膜へと輸送される。小胞輸送系を阻害することで、出芽したウイルス粒子上のウイルス膜タンパク質の密度が低下することを見出し、Rab11a陽性輸送小胞上のARHGAP1によって、ウイルスゲノム輸送と協調したウイルス膜タンパク質のクラスタリングが促進されることを見出した。また、ウイルスゲノムの輸送と協調してクラスターラフトを形成することで、スパイクタンパク質の密度が高い、“良質”なウイルス粒子が形成される。これは、外環境でのウイルス粒子の安定性獲得だけでなく、宿主の免疫系から回避するためにも重要な戦略である。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K07137
ID情報
  • 課題番号 : 18K07137
  • 体系的課題番号 : JP18K07137