2012年6月 - 2017年3月
マイナス鎖RNAウイルスの複製におけるウイルスと宿主の攻防
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)
本研究の目的は、インフルエンザウイルスゲノムの機能制御に関わる宿主因子を同定し、それらの機能と分子構造を明らかにし、ウイルスの増殖と宿主生理機能の間で起こる宿主因子の奪い合いのメカニズムを明らかにすることである。
インフルエンザウイルスゲノム複製に関与する新規宿主因子として、pp32/APRIL、Prp18を同定した。また、複製後のウイルスゲノムはYB-1によって中心体へとリクルートされ、コレステロールに富んだRab11a陽性リサイクリングエンドソームを利用して細胞膜に輸送されることを明らかにした。これにより、ウイルスゲノムの輸送と細胞膜での粒子形成が協調的に制御されることを見出した。
インフルエンザウイルスゲノム複製に関与する新規宿主因子として、pp32/APRIL、Prp18を同定した。また、複製後のウイルスゲノムはYB-1によって中心体へとリクルートされ、コレステロールに富んだRab11a陽性リサイクリングエンドソームを利用して細胞膜に輸送されることを明らかにした。これにより、ウイルスゲノムの輸送と細胞膜での粒子形成が協調的に制御されることを見出した。
- ID情報
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- 課題番号 : 24115002
- 体系的課題番号 : JP24115002