2018年4月 - 2022年3月
伊能図の成立過程に関する学際的研究-忠敬没後200年目の地図学史的検証-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
- 課題番号
- 18H03603
- 体系的課題番号
- JP18H03603
- 配分額
-
- (総額)
- 43,160,000円
- (直接経費)
- 33,200,000円
- (間接経費)
- 9,960,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究課題では、伊能忠敬らが作製した大名家献上本伊能図や測量下図・定稿図(稿本)を対象に、高精細画像データや非破壊調査を用いて、料紙・彩色・針穴・記載内容について検証した。
この結果、献上本・控図・下図などで料紙の使い分けがなされたことや、献上本の地図・コンパスローズで顔料(彩色)の使用頻度が高いことが判明した。また、針穴の分析からは、測量時期における測量精度の違いや稿本と大名家献上本との関係性、伊能図の高度な作製技法が明らかになった。
この結果、献上本・控図・下図などで料紙の使い分けがなされたことや、献上本の地図・コンパスローズで顔料(彩色)の使用頻度が高いことが判明した。また、針穴の分析からは、測量時期における測量精度の違いや稿本と大名家献上本との関係性、伊能図の高度な作製技法が明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 18H03603
- 体系的課題番号 : JP18H03603
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
『伊能忠敬の地図作製―伊能図・シーボルト日本図を検証する』古今書院 233-248 2022年2月 査読有り
書籍等出版物
2-
古今書院 2022年2月 (ISBN: 9784772220309) 査読有り
-
創元社 2022年2月 (ISBN: 9784422220109) 査読有り
講演・口頭発表等
2-
2022年日本地理学会春季学術大会 2022年3月19日 日本地理学会
-
2022年日本地理学会春季学術大会 2022年3月19日 日本地理学会
社会貢献活動
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