MISC

2013年2月

データ依存の伝播確率に基づく欠陥箇所特定支援

電子情報通信学会技術研究報告
  • 村松沙那恵
  • ,
  • 小林隆志
  • ,
  • 渥美紀寿
  • ,
  • 阿草清滋

112
457(MSS2012 59-86)
開始ページ
69
終了ページ
74
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
出版者・発行元
電子情報通信学会

デバッグ作業において,欠陥箇所を特定することは時間や労力のかかる作業である.本研究では多段階のデータ依存性を考慮した欠陥箇所特定手法を提案する.既存研究のパス識別性能に限界がある点に着目し,ステートメント間のデータ依存を推移的に伝播させることによって,パスの識別能力を向上させる.提案手法では,変数の定義・更新や参照を記録した実行トレースから各ステートメントのデータ依存を取得する.成功実行を基に各データ依存伝播の発生確率を計算し,失敗実行におけるデータ依存伝播と比較をすることにより,成功実行では発生する確率の少ないステートメントを欠陥箇所の候補を提示する.データ依存の伝播確率を用いることにより,従来の手法では特定できない欠陥が識別できることをケーススタディを通して示す.

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201302262047700077
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009713228
共同研究・競争的資金等の研究課題
バリアントライフサイクルモデルに基づく多品種並行開発手法
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • J-Global ID : 201302262047700077
  • CiNii Articles ID : 110009713228
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000004552093

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