論文

査読有り
2012年7月

大脳基底核線条体における自発カルシウム濃度変化によるカルシウムストア依存性チャネルの開口 Mn2+造影MRIに向けた検討

東北大学医学部保健学科紀要
  • 菊田 里美
  • ,
  • 田村 篤史
  • ,
  • 菊地 琴美
  • ,
  • 柳川 右千夫
  • ,
  • 森 一生
  • ,
  • 小山内 実

21
2
開始ページ
77
終了ページ
86
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
東北大学医学部保健学科

カルシウムイメージングにより自発[Ca2+]i変化を観測した上で、Ca2+感受性蛍光色素のMn2+クエンチ現象を利用し、自発[Ca2+]i変化の有無によるストア依存性チャネル(SOC)の開口率の違いについて検討した。GAD67-GFPノックインマウスの線条体スライス標本を用い、大脳基底核線条体脳スライス標本を作製した。細胞外Mn2+投与によるニューロンのクエンチ時定数が、自発[Ca2+]i変化の有無によって異なることが示唆された。この結果により、自発[Ca2+]i変化が起こっているニューロンではSOC開口率が高いことが示唆された。自発[Ca2+]i変化の有無により、細胞内へのMn2+の取り込みに違いがあることが判明した。しかし、SOC開口についての詳細は未だ不明で、ストアの枯渇からSOC開口までのメカニズム、自発[Ca2+]i変化とSOCの開口の関係について明らかにしていくことが必要と思われた。

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ID情報
  • ISSN : 1348-8899
  • 医中誌Web ID : 2013064476
  • J-Global ID : 201202206110382175

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