2017年
03心−09−ポ−19(37) バウムテストを用いた高校生アスリートの心理的特徴の検討—競技レベルと性差の比較
日本体育学会大会予稿集
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- 巻
- 68
- 号
- 開始ページ
- 100_2
- 終了ページ
- 100_2
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.20693/jspehss.68.100_2
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本体育学会
本研究の目的は、高校生アスリートにバウムテストを施行し、競技レベルおよび性差から心理的特徴を検討することであった。対象となる高校生は、世界大会に出場経験のあるトップアスリート20名(男性10名、女性10名)および体育系運動部に所属する県大会出場レベルの一般アスリート20名(男性10名、女性10名)の計40名であった。対象者には、個別法によるバウムテストの施行および競技歴の聴取を行った。描かれた木は、根、地面線、幹下縁立(幹を用紙の下端に添わせること)、上縁はみ出し(バウムが用紙の上端からのはみ出し)、宙に浮いた木(地面線などがなく、宙に浮いたように見える木)などの指標を用い、Fisherの正確確率検定によって分析・検討した。その結果、トップアスリートにおける上縁はみ出しは女性よりも男性に多く(p=0.0325)、宙に浮いた木は男性よりも女性に多く見られる傾向にあった(p=0.0573)。また、男性の上縁はみ出しにおいて競技レベル間の相違が見られ、トップアスリートに上縁はみ出しが多く見られた(p=0.0325)。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20693/jspehss.68.100_2
- eISSN : 2424-1946
- CiNii Articles ID : 130006351692
- CiNii Research ID : 1390282680790646656