2011年3月
非線形力学系の平衡点を切換える手動作に関する基礎的研究 (ヒトによる切換戦略の創発)
第60回理論応用力学講演会論文集 USB-DISK,No.OS18-05 開催場所:東京工業大学大岡山キャンパス
- 巻
- 60
- 号
- 784
- 開始ページ
- 205
- 終了ページ
- 205
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11345/japannctam.60.0.205.0
- 出版者・発行元
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
競合と協調の動作を模擬する結合倒立振子モデルにおいて,バンバン入力を用いて平衡点切換制御を行った.相手を倒そうとする状況下でヒトが行使する運動戦略の特徴を調べるため,結合倒立振子モデルの制御器に対して,ヒトの神経性御器を付加可能な実験装置を開発し実験を行った.実験により被験者から測定した実験値を相手を倒すことのできるバンバン入力の条件と比較した.その結果,実験回数の増大に伴い,特定の操作に漸近するように操作を行う傾向が認められた.また,実験回数の増大に伴って被験者が創発した運動戦略は,被験者の操作方法の個数とその類似度に注目した場合,操作方法の継続時間に注目した場合,それぞれ大きく3種類に分類できることを明らかにした.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11345/japannctam.60.0.205.0
- ISSN : 1884-8354
- J-Global ID : 201302292983112850
- CiNii Articles ID : 130004604759
- CiNii Research ID : 1390001205593147008