講演・口頭発表等

2015年11月25日

情報通信のフレームワーク

経営情報学会2015年秋季全国研究発表大会
  • 積田淳史
  • ,
  • 青島矢一
  • ,
  • 矢崎智基
  • ,
  • 久保田達也

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
経営情報学会
開催地
沖縄コンベンションセンター

情報通信産業は巨大で複雑で不確実性に満ちているため、過去・現在の理解はもちろん、将来の予測も非常に困難である。そこで本稿では、価値という観点から情報通信という営みと産業の理解を試みることで、過去の発展の歴史と将来の予測を可能にできるような概念的枠組みの構築を試みたい。まずは情報通信という営みを①送り手の情報化、②通信、③受け手の情報通信の3つのプロセスに分けて定義する。次いで、情報通信という営みの持つ本質的な機能を、価値と費用に注目しながら整理する。最後に、情報通信の価値増大を通じた産業発展の枠組みを提案する。情報と通信を本質に立ち返って理解する試みは、学術的にも実践的にも価値があると思われる。