基本情報

所属
千葉大学 国際高等研究基幹 大学院医学研究院 災害治療学研究所 災害情報解析研究部門 教授
(兼任)ヒト免疫疾患治療研究・開発センター (副センター長)
(兼任)千葉市機能別消防団(大規模災害)千葉大学医学部生チーム (チームリーダー)
学位
博士(医学)(2010年3月 千葉大学)

研究者番号
10586598
J-GLOBAL ID
201801014532338351
researchmap会員ID
B000304669

外部リンク

ヒストン修飾酵素であるポリコーム群(PcG)およびトライソラックス群(TrxG)複合体、DNAシトシンメチル基酸化酵素TETの機能解析を中心としたT細胞のepigenetic研究に行っています。免疫学は、基礎的な分子生物学と臨床医学を繋ぐ接点となる非常に大切かつ魅力的な研究分野であることから、この領域の研究者になりました。

工学部で学んだ化学とプログラミングの知識と、医学部で学んだ基礎医学と臨床医学の知識をもとに、物質科学の観点から生命現象を解き明かすべく研究に取り組んでいます。言い換えると、複雑な生命現象をよりシンプルな物質科学の法則で説明することを目標としています。医学部卒業後にすぐに大学院に進学したため臨床経験はありませんが、基礎研究を通じて医学の発展に貢献したいと志して研究活動を続けております。

米国国立衛生研究所(NIH)との国際共同研究によりbioinformaticsに関するプログラミングを学ぶなど、次世代シークエンサーによる解析に初期から取り組み、既存の解析ソフトのみならず自作の解析ツールを開発して研究に用いています。

2016年に千葉大学国際粘膜免疫・アレルギー治療学研究センターが米国サンディエゴのUCSD内に設置されたことを機に、UCSDおよび近隣の研究所(La Jolla Institute for Immunology: LJI)との国際共同研究を開始しました。化学反応を利用したメチル化DNAの新規検出方法を応用して、生命科学の未解決問題に挑み、未知の生命現象の発見に繋げたいと考えております。

2023年7月より、災害治療学研究所に着任しました。(1)今までに取り組んできた免疫のepigenetic研究とbioinformaticsツール開発をさらに発展させること、(2)災害発生後の慢性期に視点をおいた生活習慣病、感染症の対策に繋がる基礎研究をすること、(3)災害対策の観点から様々な研究者と異分野融合の研究を行い、新たなフィールドを開拓すること、を目標に活動しております。


学歴

  3

論文

  48

MISC

  17

書籍等出版物

  8
  • 小野寺 淳, 上田 敏 (担当:分担執筆, 範囲:第4節)
    株式会社シービーアール 2023年12月 (ISBN: 9784911108222)
  • 小野寺 淳, 小久保 幸太, 木内 政宏, 岩村 千秋, 平原 潔, 山下 政克 (担当:分担執筆, 範囲:第5章 免疫系の恒常性破綻と疾患, 検査, 治療)
    羊土社 2023年11月 (ISBN: 9784758121682)
  • 小野寺 淳, 中山 俊憲 (担当:共訳, 範囲:第14章 アレルギーと寄生虫に対する免疫応答) (原著:Peter Parham)
    メディカル・サイエンス・インターナショナル 2023年8月 (ISBN: 9784815730819)
  • 中山俊憲, 小野寺淳 (担当:共訳, 範囲:第IV部、適応免疫応答 第9章 T細胞性免疫応答) (原著:Charles A.Janeway)
    南江堂 2019年3月 (ISBN: 9784524251155)
  • Onodera, A, Kokubo, K, Nakayama, T (担当:共著)
    Gene Expression and Regulation in Mammalian Cells - Transcription From General Aspects 2018年2月 (ISBN: 9789535138563)
  • Onodera, A, Tumes, D. J, Nakayama, T (担当:共著)
    2014年 (ISBN: 9783642451973)
  • 小野寺淳, 中山俊憲 (担当:共著)
    新遺伝子工学ハンドブック改訂第5版 村松正實/山本雅/岡崎康司編集 2010年11月 (ISBN: 9784758101776)
  • 高津聖志, 清野宏, 三宅健介(小野寺淳 共著・翻訳担当 461-476) (担当:共著, 範囲:共著・翻訳担当 461-476)
    南江堂 2009年1月 (ISBN: 9784524247196)

講演・口頭発表等

  70

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8

社会貢献活動

  25