2016年4月 - 2019年3月
ヒト誘導多能性幹細胞を用いた遺伝性筋疾患の創薬研究のための基盤技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
iPS細胞は適切な培養条件におくことで身体を構成する様々な細胞に変化するが、反面、統制が難しく様々な性質の細胞が混在することで実験のばらつきを生じやすい。本研究では骨格筋疾患に対する創薬事業へのiPS細胞の活用のため、iPS細胞の様々な維持培養条件がその後の骨格筋細胞への分化効率へ与える影響について比較検討した。iPS細胞の維持培養条件、特に細胞接着の足場となる細胞外マトリクスの違いが、その後の骨格筋細胞の形成・維持に大きく関係することがわかった。この研究を進めることでiPS細胞を創薬研究に利用するための基盤を構築することが概ね可能と考えられる。
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- 課題番号 : 16K09988
- 体系的課題番号 : JP16K09988