MISC

2014年

粗放的な屋上緑化が人に与える印象とその魅力:世代間の比較

日本デザイン学会研究発表大会概要集
  • 小森 俊哉
  • ,
  • 熊坂 瑛子
  • ,
  • 永瀬 彩子
  • ,
  • 小山 慎一

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開始ページ
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終了ページ
230
DOI
10.11247/jssd.61.0_230
出版者・発行元
日本デザイン学会

屋上緑化には百貨店や商業施設などの屋上に見られる庭園風の「集約型屋上緑化」や、苔やセダムなどの植物を用いた「粗放型屋上緑化」というものがある。「粗放型屋上緑化」は屋上に対し負担が少なく、比較的安価である。本研究では「粗放型屋上緑化」の普及を目的とし、より人々にとって魅力的な屋上緑化とはなにかを模索した。実際に屋上緑化を利用する人々を想定し、幅広い世代の人々をターゲットとして研究をおこなった。先行研究では屋上緑化に対して心理的な面や経済的な面など多くの視点から研究されているが、我々は各世代の人々が屋上緑化に対してどのように魅力を感じ、異なる印象をもっているのか調査した。被験者を3つのグループ(20-30代、40-50代、60代以上)に分け、屋上緑化の写真を「魅力的-魅力的でない」や「おもしろい-退屈な」などの評価項目で段階評価してもらった。データを分析したところ、各世代共通の項目として「美しい」という項目が屋上緑化景観の評価に関係しており、若い世代ほど「快適さ」や「面白さ」が関係し年代が上がるにつれて「単調でない」ことが関係してくることがわかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11247/jssd.61.0_230
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005471216
ID情報
  • DOI : 10.11247/jssd.61.0_230
  • CiNii Articles ID : 130005471216

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