2020年4月 - 2025年4月
中近世ドイツ語圏の金工の社会史的研究ーW.ヤムニッツァーを中心に
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本年度も新型コロナウイルス感染症流行拡大の影響により、海外での史料調査を行うことはできなかったが、コロナの流行から2年目となり海外研究機関の体制が整ったことでデジタルデータによる史料収集を行うことができた。
(1)史資料収集:【一次資料】バーゼル州立文書刊館より、手稿文書のデジタルデータを取り寄せることができた。本年度は同館のみとなってしまったが、次年度より他館史料においてもデジタルデータ入手に着手したい。【二次資料】調査が進んだことで、金工や都市史、対象作家・収集家関連分野の資料も収集することができた。具体的には貨幣学や印刷出版術、ルネサンス技術史、宗教改革、商業・工業史の分野である。
(2)研究発表:2020年4月上旬にドイツのゲルマン国立博物館で行う予定だった口頭発表(招待あり)は引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期中である。国内では6月の西洋中世学会第13回大会において「16世紀バーゼルの金工コレクション形成にみる交流と流通 ニュルンベルク由来鋳造作品を中心に」の題目で自由論題報告を行った。バーゼル市の金工コレクションにおけるニュルンベルク鋳造作品の収集過程について、市内・都市間の交流関係、遠隔地商業との関係から考察を加えた。
(3)国内史料調査:国立西洋美術館版画素描閲覧室において金細工作品の下絵の調査を行った。
(4)論文等公表:『比較都市史研究』40巻に研究ノート「近世初期の都市バーゼルにおける市民と金工」が掲載された。
(1)史資料収集:【一次資料】バーゼル州立文書刊館より、手稿文書のデジタルデータを取り寄せることができた。本年度は同館のみとなってしまったが、次年度より他館史料においてもデジタルデータ入手に着手したい。【二次資料】調査が進んだことで、金工や都市史、対象作家・収集家関連分野の資料も収集することができた。具体的には貨幣学や印刷出版術、ルネサンス技術史、宗教改革、商業・工業史の分野である。
(2)研究発表:2020年4月上旬にドイツのゲルマン国立博物館で行う予定だった口頭発表(招待あり)は引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期中である。国内では6月の西洋中世学会第13回大会において「16世紀バーゼルの金工コレクション形成にみる交流と流通 ニュルンベルク由来鋳造作品を中心に」の題目で自由論題報告を行った。バーゼル市の金工コレクションにおけるニュルンベルク鋳造作品の収集過程について、市内・都市間の交流関係、遠隔地商業との関係から考察を加えた。
(3)国内史料調査:国立西洋美術館版画素描閲覧室において金細工作品の下絵の調査を行った。
(4)論文等公表:『比較都市史研究』40巻に研究ノート「近世初期の都市バーゼルにおける市民と金工」が掲載された。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K13228
- 体系的課題番号 : JP20K13228
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
3-
FUSUS(アジア鋳造技術史学会誌) 15 137-144 2023年3月 査読有り
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比較都市史研究 41 14-36 2022年12月 査読有り
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比較都市史研究 40 9-18 2021年12月 査読有り
講演・口頭発表等
3-
第72回日本西洋史学会大会 自由論題報告 近世史部会 2022年5月22日
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西洋中世学会第13回大会 2021年6月19日
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西洋中世学会第12回大会 2020年10月4日