2017年4月 - 2020年3月
抗炎症作用に優れた微重力培養した間葉系幹細胞による胸部大動脈瘤術後対麻痺予防
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
胸部大動脈瘤手術後の脊髄障害による対麻痺は、QOLを低下させ生命を脅かす重篤な合併症である。脊髄障害を予防することと障害された組織を再生することは、非常に重要な治療法である。優れた抗炎症作用を有する間葉系幹細胞(MSC)を微重力培養して投与したが、その結果は、通常培養したMSCと同等かそれよりも劣るといる予備実験結果となった。一方で、微重力培養したMSCでは、アポトーシス抑制効果の増強を認めた。これらは脊髄保護における炎症の意義と、微重力培養したMSCによるアポトーシス抑制による脊髄保護効果を示していると考えられた。
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- 課題番号 : 17K10758
- 体系的課題番号 : JP17K10758