基本情報

所属
山口大学 大学院 創成科学研究科 教授
学位
博士(工学)(その他)

研究者番号
40263850
J-GLOBAL ID
200901027664121615
researchmap会員ID
1000182420

外部リンク

受賞

  29

論文

  72

MISC

  64

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  204

所属学協会

  7

Works(作品等)

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  27

産業財産権

  1

その他

  5
  • 1.リコンビナーゼによるゲノムの再編により、歯周病原性細菌Eikenella corrodensの溶血活性や上皮細胞への付着能などの病原性が上昇することを明らかにした。またゲノムの組換えが起こった株を検出方法を確立した。さらに、クオラムセンシングを制御するオートインデューサーを精製し、それが本菌のバイオフィルム形成を促進することを明らかにした。<br> <br>2.酵母においてカルネキシン依存的に分解除去されることが示唆された不安定蛋白質が液胞プロテアーゼによって分解される可能性を探った。不安定蛋白質が小胞体内でカルネキシンホモログと相互作用することが示された。
  • 1、歯周病原性細菌のバイオフィルム形成がカテキン類によって阻害されることを明らかにした。また、ゲノム再編を引き起こす遺伝子の導入によって、溶血活性や上皮細胞への付着能が上昇することを明らかにした。さらに、オートインデューサーによってバイオフィルム形成が制御されることを明らかにした。<br>2、酵母のカルネキシンホモログが不安定タンパク質を小胞体で保持し品質管理を行っていることが示唆された。また、不安定タンパク質の細胞内分解が示された。
  • 1、歯周病原性細菌Eikenella corrodensがオートインデューサー2を合成し、その合成遺伝子の欠損株ではバイオフィルム形成に影響が出ることを明らかにした(J. Biosci. Bioeng.発表)。また、本菌の培養上清に炎症性サイトカインや接着因子を誘導する物質が存在することを見つけ、その解析を行った(Oral Microbiol. Immun.発表)。
  • 1、歯周病原性細菌Eikenella corrodensの臨床分離株よりプラスミドDNAを発見し、これが本菌の線毛形成やコロニー形成に影響を及ぼすことを示した(Geneに発表)。プラスミドDNAの導入により、ゲノム上の線毛遺伝子領域に組換えが起こることによって歯周病原性が高まることを明らかにした(Microbiologyに発表)。また、菌体表層のレクチンが本菌のバイオフィルム形成に関与することを明らかにした(Biosci. Biotechnol. Biochem.に発表)。<br>2、卵白中のオボアルブミンの可溶性凝集体の形成にアミロイド型のクロスベータ構造が関与することを明らかにした(J. Agrc. Food Chem.に発表)。鶏のアミロイド型シスタチンを酵母で発現させその性質を調べた(J. Biochem.に発表)。ER膜結合型PDIホモログEps1を欠損させた酵母では、ジスルフィド結合を持つ外来タンパク質の分泌が促進されることを示し、タンパク質の品質管理との関わりを示した(FEBS Lett.に発表)。アミロイド型シスタチンに部位特異的にN型糖鎖を付加させ、アミロイド凝集を抑制させることを示した(Protein Scienceに発表)。
  • 1、歯周病原性細菌Eikenella corrodensの臨床分離株よりプラスミドDNAを発見し、これが本菌の線毛形成やコロニー形成に影響を及ぼすことを示した(GENE 印刷中)。<br>2、酵母の小胞体シャペロン、カルネキシンおよびその一部を大腸菌で発現させ、シャペロン活性を測定した。その結果、カルネキシンのシャペロン活性にはPドメインとレクチンドメインの両方が協同的に働いていることが示唆された(FEBS Letter 2004, J. Biochem. 2004)。