2014年4月 - 2018年3月
ポスト九学会連合調査の宗教学的奄美研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
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- 課題番号
- 26370064
- 配分額
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- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 4,000,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
本研究で明らかになったことは、(1)Iターン者たちが島の生活環境に適応しつつ、自らの価値観に沿って既存の社会のあり方に「介入」的に関わる様態、(2)神社については維持管理状況に神社ごとの差があり、神社の盛衰は個人の病気治療や祖先祭祀といったミクロな要因が相互に関連して生じていること、(3)カトリックと創価学会のアンケート調査から、島を離れUターンした信者たちが比較的短期間のうちに、家族や郷土愛に基づいて帰島し、その後信仰の深まりを経験している信仰実態が見えたこと、(4)プロテスタントについては、歴史的に台湾から朝鮮半島に及ぶ福音主義的傾向の強い伝道圏に奄美も位置付けられること、にまとめられる。