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Oct, 2012

橈骨動脈カニューレに対する固定法の工夫 前向きランダム化臨床試験

臨床麻酔
  • 大橋 宣子
  • ,
  • 古谷 健太
  • ,
  • 本田 博之
  • ,
  • 馬場 洋

Volume
36
Number
10
First page
1457
Last page
1462
Language
Japanese
Publishing type
Publisher
真興交易(株)医書出版部

橈骨動脈カニューレの開存性を維持することは重要であるが、ドレッシング材の添付文書(conventional method)に従い固定した場合でも、カニューレの閉塞や圧波形の描出不良をしばしば経験する。この問題を改善するため、新しい固定法(pillow method)を考案した。今回、対象症例102例をランダムにconventional methodとpillow methodに割り当てpillow methodの有効性を検討した。その結果、pillow methodによる固定は動脈カニューレの開存を良好に維持することができ、より細いカニューレでも安定した動脈圧モニタリングが行えることが示唆された。(著者抄録)

ID information
  • ISSN : 0387-3668
  • Ichushi Web ID : 2013010548

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