2011年 - 2013年
食生活の偏りが自己免疫疾患やアレルギー疾患に及ぼす影響と腸内菌叢の関わりについて
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
免疫系が関与する疾病が食生活の乱れによってどのような影響を受けるのか、そして症状の悪化に腸内菌叢の変化が関与するのかどうかを明らかにする目的で、リューマチ様関節炎および1型糖尿病のモデルマウスに高脂肪高蔗糖食を与えた。しかし、今回の実験系ではこれらの疾患に対して促進する効果は見られなかった。また、自己炎症性疾患の原因遺伝子として同定された変異遺伝子X’を欠損するマウスに高脂肪食を与え、炎症状態に影響が見られるかどうかを検討したが、血清中の炎症性サイトカイン量は影響を受けなかった。以上の結果から、少なくとも今回の実験系では食事成分の変化が免疫関連疾患の発症に影響を与えないと考えられた。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23500957
- 体系的課題番号 : JP23500957
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
Journal of Functional Foods 78 104356-104356 2021年3月 査読有り筆頭著者責任著者