基本情報

所属
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 総合解析部門 主任研究員
(2020 4/24兼務発令)滋賀県衛生科学研究センター (新型コロナウイルス対策)疫学解析プロジェクトチーム
静岡大学大学院 総合科学技術研究科 客員教授(リスクマネジメント概論担当、実務家教員)
学位
博士(社会工学)(2003年3月 筑波大学)
修士(都市・環境システム)(2000年3月 筑波大学)

J-GLOBAL ID
201301033253540709
researchmap会員ID
B000228165

外部リンク

 琵琶湖環境科学研究センターでは、森-川-里-湖について水や土のつながりの中で主にアユなどの淡水魚の生息環境の特徴を研究しています。さらに、どのような環境になればお魚の保全再生ができるのか研究しています。手法としては、生態学、河川工学、森林水文学、地形学などの視点からフィールド調査や数理モデルを生かした研究や政策提言を行っています。

 2020年4月には、衛生科学研究センターの疫学解析プロジェクトチームに兼務発令されました。疫学は未知の領域ですが、新型コロナウイルスの問題に関しては、外来生物の個体群動態や生息空間分布拡大と同様な部分があるように感じています。そのため、この小さな生き物の感染の伝播状況と空間距離や交通などの社会的距離に関しても、私の既存知見が活かせる可能性があるように感じました。皆様の安全安心に少しでも貢献できればと思い、学習を続けて行きたいと思います。

 趣味として、博物館、文化財保存、街づくりに関心があります。そのため、日本遺産と重要伝統的建造物群保存地区に指定されている五個荘金堂の伝統的建造物の保存活動にも参画しています。また、近江商人の街の日常の生活スタイルや信仰などの特徴から、三方よし(おかげさま)を大切にする近江商人の企業の経営哲学の根底を学んでいます。

 静岡大学大学院では、実務家教員の客員教授としてリスクマネジメント概論の講義を続けています。講義では、個々人の視点から地震、洪水、交通事故、病気、事故など、自分自身に関わるハザードを列挙することができるようになることを講義の第一の目標としています。次に、個々のハザード別に生じる確率や重大性を考えて、自分自身のリスク評価をセルフリスクマネジメントのためレポートにまとめることを、講義の第二の目標としています。さらに、個々人や法人の視点の違いによるリスクマネジメントの合意形成の難しさや、倫理的な問題の取扱いの難しさなどを、アクティブラーニング形式で受講者と討議することにより、リスクマネジメントの要点を学んでいただくことを、講義の第三の目標としています。リスクマネジメント概論としては厳しい内容ですが、今までの受講生の一人一人が素晴らしいセルフリスクマネジメントのレポートを書いてくださいました。私自身も、そのことに刺激を受けて、リスク学の研究をさらに研鑽していきたいと考えています。

 2002-2012年は国際的な自然保護機関であるWWFジャパンに在籍しました。2002-2004はニュージーランドで社会調査を行うなど外来生物法の立法を支援しました。2004-2009は、滋賀県において世界でも稀有である、古代湖の琵琶湖の淡水生態系の保全を担当して、彦根市に工場のあるブリヂストンさんと一緒に保全活動を展開しました。また、琵琶湖博物館において琵琶湖博物館うおの会のメンバーと共に琵琶流域のお魚の分布を調べ、特別研究員として学芸員らと共に水田魚類などの研究をいたしました。2009年から2012年までは、東京のWWFジャパン事務局において法人窓口担当として伊藤忠商事さんなど多くの法人の皆様とともに持続的な社会づくりを目指す活動を展開してきました。2012年からは、森林プログラム担当として、アムールヒョウの森を命がけで守ろうとする人々を現地で目の当たりにしました。その熱い思いに触れて、日本の琵琶湖流域への思いが募り、地元の研究機関である琵琶湖環境科学研究センターへ研究員として転職するに至りました。


研究分野

  8

受賞

  1

論文

  17

MISC

  30

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  67

所属学協会

  5

Works(作品等)

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

社会貢献活動

  1

メディア報道

  6