研究ブログ

カテゴリ:学会・研究会活動

【開催報告】立正大学石橋湛山研究センター研究プロジェクト「石橋湛山に連なる思想と人脈」第6回研究会

本日、立正大学石橋湛山研究センターの研究プロジェクト「石橋湛山に連なる思想と人脈」の第6回研究会が立正大学の会場とオンラインを併用して行われました。


今回は4件の報告があり、私も「斎藤隆夫と石橋湛山」と題して発表しました。


私を含む発表された先生方と論題は、発表順に以下の通りでした。

 

  1. 川田稔先生(名古屋大学)/石原莞爾の世界最終戦争論
  2. 村松晋先生(聖学院大学)/甲府中学校長・大島正健をめぐる精神史―時代における生徒への求心力
  3. 大木康充先生(大東文化大学)/田中王堂における「国民哲学」の提唱
  4. 鈴村裕輔(名城大学)/斎藤隆夫と石橋湛山


なお、私の報告資料についてはresearchmapの「資料公開」欄でご案内していますので、こちらもあわせてご覧ください。


*資料公開「斎藤隆夫と石橋湛山」
https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/229033/8eb238003e24798600e25dd0bb985a7f?frame_id=714653


<Executive Summary>
The 6th Research Meeting of the Rissho University Research Center for Ishibashi Tanzan Studies' Research Project "Thoughts and Human Network Connected to Ishibashi Tanzan" (Yusuke Suzumura)


The Rissho University Research Center for Ishibashi Tanzan Studies' Research Project "Thoughts and Human Network Connected to Ishibashi Tanzan" held the 6th Research Meeting at Rissho University and via online on 9th March 2024. On this occasion, there were four presentations including my paper "Saito Takao and Ishibashi Tanzan."

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【開催3日前】法政大学国際日本学研究所公開研究会「テキストを眺めて考える-知識創造につながる探索的情報アクセス技術-」

来る3月9日(土)、法政大学国際日本学研究所(HIJAS)の公開研究会「テキストを眺めて考える-知識創造につながる探索的情報アクセス技術-」が開催されます。会場は法政大学市ヶ谷キャンパス大内山校舎Y406教室で、オンラインによる動画配信と併用して実施されます。


今回の報告者はHIJAS兼担所員である法政大学情報科学部の赤石美奈先生で、様々な題材の文章を分解し、異なる視点から情報断片を再構成することで潜在文脈を顕在化する手法と事例が紹介される予定です。


どなたでもご参加いただけますので、HIJASの公式ウェブサイトで詳細情報をご確認の上、ぜひともご来場ください。


*法政大学国際日本学研究所公式ウェブサイト
https://hijas.hosei.ac.jp/news/20240309info-2.html


<Executive Summary>
Announcemnet: HIJAS Open Research Meeting of 9th March 2024 (Yusuke Suzumura)


The Hosei University Research Center for International Japanese Studies (HIJAS) will hold an Open Research Meeting at Hosei University on 9th March 2024. The lecturer is Professor Dr Mina Akaishi.

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【開催2日前】野上記念法政大学能楽研究所能楽セミナー「アニメと能楽」

2月21日(水)の本欄でもご紹介した通り、来る3月3日(日)、法政大学市ヶ谷キャンパスのボアソナード・タワー26階のスカイホールにおいて、私が客員研究員として参画している野上記念法政大学能楽研究所による能楽セミナー「アニメと能楽」が開催されます。


今回の能楽セミナーでは、アニメーションと能楽の協働を対象に、研究者が実演者がそれぞれの専門分野に基づいて検討を行います。


どなたでもご参加いただけますので、以下の詳細をご覧の上、ぜひともご来場ください。


*野上記念法政大学能楽研究所公式ウェブサイト
https://nohken.ws.hosei.ac.jp/activities/events.html


<Executive Summary>
Second Announcement: The Nogami Memorial Noh Theatre Research Institute of Hosei University's Noh Theatre Seminar Seminar "Animation and Noh Theatre" (Yusuke Suzumura)


The Nogami Memorial Noh Theatre Research Institute of Hosei University will hold Noh Theatre Seminar "Animation and Noh Theatre" at Hosei University on 3rd March 2024.

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【開催10日前】野上記念法政大学能楽研究所能楽セミナー「アニメと能楽」

来る3月3日(日)、法政大学市ヶ谷キャンパスのボアソナード・タワー26階のスカイホールにおいて、私が客員研究員として参画している野上記念法政大学能楽研究所による能楽セミナー「アニメと能楽」が開催されます。


今回は、近年広がりを見せるアニメーションと能楽の協働について、実演者や研究者がそれぞれの専門家ら検討を加え、その可能性を追求します。


どなたでもご参加いただけますので、以下の詳細をご覧の上、ぜひともご来場ください。


*野上記念法政大学能楽研究所公式ウェブサイト
https://nohken.ws.hosei.ac.jp/activities/events.html


<Executive Summary>
First Announcement: The Nogami Memorial Noh Theatre Research Institute of Hosei University's Noh Theatre Seminar Seminar "Animation and Noh Theatre" (Yusuke Suzumura)


The Nogami Memorial Noh Theatre Research Institute of Hosei University will hold Noh Theatre Seminar "Animation and Noh Theatre" at Hosei University on 3rd March 2024.

 

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【開催報告】野球文化學會第7回研究大会

本日、野球文化學會第7回研究大会が開催されました。会場は法政大学市ヶ谷キャンパス大内山校舎Y803教室でした。


今回も例年通り2部構成で行われ、第1部の研究発表では7名の会員の報告がありました。また、第2部のシンポジウムは「甲子園100年と高校野球」と題し、基調講演1件と一般報告3件が行われました。


研究発表の報告者と論題並びに外報は以下の通りでした(座長:中村哲也理事[高知大学])。


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(1)伊藤正浩(野球地域史研究会・近代仙台研究会)/「試合前挨拶発祥の地記念碑」が建つまで-野球地域 史振興への活動事例報告-
仙台を発祥とする野球の「試合前挨拶」が「公認野球史」となり、さらに記念碑が設置されるまでの過程を自身の体験に基づいて検討した。


(2)高井正秀(野球文化學會)/1934年日米野球の草薙球場は眩しかったか
1934年11月20日の日米野球第10戦(草薙球場)での沢村栄治の快投について、「日光に直面したから打ち悩んだ」というベーブ・ルースの談話の妥当性を当時の気象条件などから検討した。


(3)鷲崎俊太郎(九州大学)/なぜ西鉄は球団の愛称にライオンズを選んだのか? -西鉄初代社長・村上巧児の経営方針からの分析-
「球団の愛称名は球団のメッセージが込められたもの」という考えに基づき、西鉄球団の愛称が「ライオンズ」となった経緯を、西鉄の初代社長である村上巧児の経営方針から分析した。


(4)松原弘明(電気通信大学)/プロ野球球団の〈市民球団化〉に対する内容分析:1980年代後半から2003年までの新聞3紙の報道を対象として
日本の新聞報道においてプロ野球団に対して〈市民球団〉という表現が用いられた頻度と記事の内容を1984年から2003年までの読売、朝日、毎日の3氏を対象に検討し、時代ごとの〈市民球団〉の含意の特徴を検討した。


(5)トレバー・レイチュラ(京都外国語大学)/日米プロ野球の通訳者
来日する外国人選手や渡米する日本人選手において過去の実績と実際の活躍とが関係しない点に着目し、通訳者が選手の成功にどのように寄与するかを聞き取り調査の結果に基づいて検討した。


(6)中間茂治(大阪府公立小学校)/中学野球から見た部活動地域移行がもたらす問題性~今後の中学校野球部の在り方について
2023年度から始まった中学校の運動部活動の地域移行について、弊害が強調される学校部活動のあり方を再検討することで、クラブチームの持つ問題点を明らかにするとともに、両者が選択肢として併存することが望ましいことを。


(7)石村広明(東京都立産業技術高等専門学校)/投球データを用いた高専男子学生の投能力解析の評価の試み
東京都立産業技術高等専門学校の1-4年生30名を対象に、遠投を回転数などの投球データから評価した結果、オーバーヘッドポジションでの運動経験の有無が投球動作における腕の振りの強さや巧緻性に影響を与えている可能性が推察された。
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また、第2部のシンポジウムの登壇者と論題並びに概要は以下の通りでした(座長:鈴村裕輔会長[名城大学])


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(1)基調講演
田名部和裕(公益財団法人日本高等学校野球連盟顧問)/高校野球:改革の契機
1968年の第50回全国高等野球選手権大会以降50年間の高校野球の「改革の契機」を検討し、高校球界にとって大きな改革の契機となったのが1995年の阪神・淡路大震災であり、その知見が現在にまで生きていること、「高野連は頭が固い」と思われがちなものの、実際には柔軟に改革を行っていることが紹介された。


(2)一般講演(1)
中村順司(元PL学園高等学校野球部監督)/甲子園と私
1976年にコーチとして母校PL学園高等学校野球部に復帰し、1980年8月に監督に就任して以降の甲子園での戦績と各時代の取り組みを概観するとともに、PL学園時代に指導をした生徒が現在のプロ野球界で中心的な指導者となっていることから、今後もその活躍を外から眺めてゆきたいという考えが示された。


(3)一般講演(2)
向井格郎(阪神甲子園球場長)/開場100周年を迎える阪神甲子園球場~100年の歴史と記念事業~
関西のみならず日本全国から広く支持される存在である「甲子園」の歴史と2022年8月から始めた100周年記念事業"KOSHEN CLASSIC"の概要が説明され、日本のスポーツ文化に留まらない価値と魅力を備え、フェンウェイパーク、リグレーフィールドに次いで世界で3番目に古い、現存する球場として次の100年に向けて歩み出す決意が示された。


(4)一般講演(3)
安藤嘉浩(元朝日新聞編集委員)/阪神甲子園球場生誕100周年に寄せて
朝日新聞に掲載された甲子園の特集記事「あの夏」や「甲子園の魔物をたどって」に基づき、甲子園とい場の持つ独特の雰囲気の実際の姿が検討されるとともに、阪神甲子園球場が枝川と申川を廃川にした後の三角州に建てられたという地理的特徴の意味が検討された。
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「甲子園100年」という節目の年に、日本のスポーツ文化を考える際に欠かせない「甲子園」の価値を多角的に検討した今回の研究大会は、野球の奥行きの深さと広がりを示すとともに、野球文化学の発展に寄与するものでした。


また、会場には会の内外から50名を超える方が来場し、学会の活動への関心の高さが窺われました。


なお、今回の研究大会の概要については学会誌『ベースボーロジー』第18号に掲載される予定です。


<Executive Summary>
The Forum for Researchers of Baseball Culture the 7th Research Conference (Yusuke Suzumura)


The Forum for Researchers of Baseball Culture held the 7th Research Conference at Hosei University on 28th January 2024.

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【掲載案内】HIJAS公開研究会「石橋湛山とトランスナショナリズム」開催報告

本日、法政大学国際日本学研究所(HIJAS)の公式ウェブサイトに、私が2023年12月15日(金)に開催されたHIJASの公開研究会「トランスナショナルな日本」の第3回「石橋湛山とトランスナショナリズム」の開催報告が公開されました。


詳細は、以下のHIJASの公式ウェブサイトをご覧ください。


*法政大学国際日本学研究所公式ウェブサイト
https://hijas.hosei.ac.jp/news/20231215report.html


なお、当日の配布資料についてはresearchmapの「資料公開」欄で紹介しておりますので、あわせてご覧ください。


*【発表用資料】石橋湛山とトランスナショナリズム
https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/229033/da1a6d269ad90d38b592cfcb45a1ed2b?frame_id=714653


<Executive Summary>
Release of the Official Report for the HIJAS' Public Research Meeting "Ishibashi Tanzan and Transnationalism" (Yusuke Suzumura)


The Official Report for the Hosei University Research Center for International Japanese Studies' Public Research Meeting "Ishibashi Tanzan and Transnationalism" held on 15th December 2023 is released today. You can check it on the Official Website of the HIJAS (https://hijas.hosei.ac.jp/news/20231215report.html).

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【開催1週間前】野球文化學會第7回研究大会

12月3日(日)、12月27日(水)、1月16日(火)の本欄でもご案内した通り、来年1月28日(日)、私が会長を拝命している野球文化學會の第7回研究大会が開催されます。会場は法政大学市ヶ谷キャンパス大内山校舎Y803教室です。


今回も、大会は2部構成で、第1部では会員が研究報告を行い、第2部ではシンポジウムが行われます。


第1部では、野球文化学の発展に寄与する最新の研究成果6件が報告されます。


第2部は「甲子園100年と高校野球」で、2024年8月1日に開場から100周年を迎える阪神甲子園球場と、その象徴ともいうべき高校野球の関わりについて検討します。


登壇者は田名部和裕さん(日本高等学校野球連盟顧問、野球文化學會会員)、中村順司さん(PL学園野球部元監督)、向井格郎さん(阪神甲子園球場長)、安藤嘉浩さん(元朝日新聞編集委員)で、田名部さんによる基調講演と中村さん、向井さん、安藤さんが一般講演を行います。


ご興味、ご関心のある方であれば会員ではない皆さんもご参加いただけます。


詳細は野球文化學會の公式ウェブサイトでご案内していますので、ぜひご参加ください。


*野球文化學會公式ウェブサイト
https://baseballogy.jp/


<Executive Summary>
Fourth Announcement: The Forum for Researchers of Baseball Culture the 7th Research Conference (Yusuke Suzumura)


The Forum for Researchers of Baseball Culture will hold the 7th Research Conference at Hosei University on 28th January 2024.

 

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【開催2週間前】野球文化學會第7回研究大会

12月3日(日)、12月27日(水)の本欄でもご案内した通り、来年1月28日(日)、私が会長を拝命している野球文化學會では、第7回研究大会を開催いたします。会場は法政大学市ヶ谷キャンパス大内山校舎Y803教室です。


今回も、大会は会員が研究報告を行う第1部と、シンポジウムを行う第2部の2部構成となっています。


第1部では、野球文化学の発展に寄与する最新の研究成果6件が報告されます。


第2部の主題は「甲子園100年と高校野球」で、2024年8月1日に開場から100周年を迎える阪神甲子園球場と、その象徴ともいうべき高校野球の関わりについて、日本高等学校野球連盟顧問で野球文化學會会員の田名部和裕さんによる基調講演と、中村順司さん(PL学園野球部元監督)、向井格郎さん(阪神甲子園球場長)、安藤嘉浩さん(元朝日新聞編集委員)による一般講演が行われます。


高野連、指導者、開催場所、報道機関という4つの異なる視点から検討される「甲子園100年と高校野球」に、ぜひともご期待ください。


ご興味、ご関心のある方であれば会員ではない皆さんもご参加いただけます。


詳細は野球文化學會の公式ウェブサイトでご案内していますので、ぜひご参加ください。


*野球文化學會公式ウェブサイト
https://baseballogy.jp/


<Executive Summary>
Third Announcement: The Forum for Researchers of Baseball Culture the 7th Research Conference (Yusuke Suzumura)


The Forum for Researchers of Baseball Culture will hold the 7th Research Conference at Hosei University on 28th January 2024.

 

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【開催1か月前】野球文化學會第7回研究大会(2024年1月28日開催)

12月3日(日)の本欄でもご案内した通り、来年1月28日(日)、私が会長を拝命している野球文化學會では、第7回研究大会を開催いたします。会場は法政大学市ヶ谷キャンパスです。


今回も、大会は会員が研究報告を行う第1部と、シンポジウムを行う第2部の2部構成となっています。


第2部の主題は「甲子園100年と高校野球」で、2024年8月1日に開場から100周年を迎える阪神甲子園球場と、その象徴ともいうべき高校野球の関わりについて、日本高等学校野球連盟顧問で野球文化學會会員の田名部和裕さんによる基調講演や、元PL高校野球部監督の中村順司さんなどによる3件の一般講演によって検討します。


ご興味、ご関心のある方であれば会員ではない皆さんもご参加いただけます。


詳細は野球文化學會の公式ウェブサイトでご案内していますので、ぜひご参加ください。


*野球文化學會公式ウェブサイト
https://baseballogy.jp/


<Executive Summary>
Second Announcement: The Forum for Researchers of Baseball Culture the 7th Research Conference (Yusuke Suzumura)


The Forum for Researchers of Baseball Culture will hold the 7th Research Conference at Hosei University on 28th January 2024.

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【開催報告】東北大学大学院国際文化研究科2023年度第2回研究会「米国社会の縮図としての大リーグー大リーグから考える現在の米国社会の分断と多様性」

昨日、2023年度東北大学大学院国際文化研究科科長裁量経費プロジェクト「多文化・グローバル社会におけるアメリカ研究ネットワークの構築」の第2回講演会がオンライン形式で開催されました。


今回は、私が「米国社会の縮図としての大リーグー大リーグから考える現在の米国社会の分断と多様性」と題してお話しました。


お話の中では、第1部を「始球式をしなかった大統領と米国社会の分断」と題して行い、1910年のウィリアム・タフト大統領以来初めて大リーグの公式戦などで始球式を行わなかったドナルド・トランプ大統領を取り上げ、長年の慣習を踏襲しなかった背景をその政治手法の観点から分析するとともに、米国社会における分断の一事例として検討しました。


また、第2部の「米球界の「推し」と米国社会の多様性」では、人種問題や障害を持つ選手の起用の点で先駆的な役割を果たしてきた大リーグが女性の参画の分野では後進性を指摘された結果、経営者や指導者に女性を起用する一方、選手の多国籍化にも一層力を入れている現状を手掛かりに、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が米球界において高く評価される背景を多様性の観点から検討しました。


こうした機会を頂戴したことは大変ありがたく、改めて関係者の皆様のご配慮に感謝いたします。


<Executive Summary>
The Lecture at Tohoku University Graduate School of International Cultural Studies (Yusuke Suzumura)


The Graduate School of International Cultural Studies at Tohoku University held the public lecture on 23rd December 2023 and I made the speech on the social division through the examination the latest situation of the MLB.

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