南国雑記帳(全卓樹)

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南國科學通信 第13回:思い出せない夢の倫理学


#南國科學通信
#第13回:思い出せない夢の倫理学

人が夢から醒めたとき、思い出そうとする端から、夢は溶けるように去ってしまう。誰しも覚えがあるだろう。英国詩人サミュエル・テイラー・コールリッジは、夢の中で奇跡の長詩を授かったが、起床ののち全部は書き留めきれず、残された断章が神韻「クブラ・カーン」となった

  In Xanadu did Kubla Khan
  A stately pleasure-dome decree :
  Where Alph, the sacred river, ran
  Through caverns measureless to man
  Down to a sunless sea……

  上都にて クブラ・カーンは 命じたり
  豪奢なる 逸楽の宮 建つべしと
  かの地には 聖なるアルフの 川流れ
  人智には 数えおよばぬ 洞抜け
  日もなき海へ 落つると聞けり......

人は起床直後に、直近30秒ほどに..........

続きは朝日出版社のブログにて→ https://asahi2nd.blogspot.com/2019/02/13.html
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