研究ブログ

冬野菜で作るブイヨン(ポトフ)とろとろお肉が美味しい西洋風おでん

 

 

 

今回はよくフレンチ圏で作られている

冬の家庭料理の代表、

「ブイヨン(ポトフ)」を紹介します。

 

前回に引き続き、

『エドガー・ケイシー療法』でも使用される

牛肉の旨味成分を凝縮させた

「ビーフ・ジュース」出汁の料理です。

 

野菜由来のフィトケミカルと

牛肉の滋養強壮効果、

そして身体を温めることで、

免疫力を高めるという、

 

3つの相乗効果が期待できる

ヨーロッパ伝統の家庭薬膳です。

 

ベルギーでは「ブイヨン(肉と野菜の煮出し)」を意味する

「Bouillon」と呼ばれ、

 

現地にズバリ「Bouillon」という

ムーズ川沿いにシタデルのある

風光明媚な街もあるのですが、

ここが発祥かどうかは不明です。

 

Bouillon, CC, Wikipedia. 

 

確かにこのムーズ川沿い一帯は

ケルトの地であり、

 

歴史が古いだけに、

「フライドポテト」に代表される

素朴な庶民料理の発祥地だったりします。

  

同じ料理でもフランスでは

「Feu(火)にかけたPot(鍋)」の意味の

 「Pot au feu(ポトフ)」 と

呼ばれます。

 

日本でもこちらの名前が

一般的ですよね。

 

筆者はフランス国境に近い

ベルギー南部に暮らしており、

冬になると、スーパーでよく

「ブイヨン用の冬野菜バッグ」を見かけますが、

 

国境を超えた途端、これが

「ポトフ用パック」になるので

面白いです。

 

雑談になりますが、

 

他に国境を越えた途端、

ベルギー側ではちょっと休憩に

立ち寄ったカフェで飲む

一杯のコーヒーに、

 

必ず「砂糖・ミルク・一口菓子」が

3点セットでついて来るのに対して、

 

フランス側でカフェを頼むと

ミルク無しのエスプレッソコーヒーが

出てくるため、

 

毎回忘れないように

「カフェ・オ・レ」を頼まないと、

 

後で店員さんを捕まえて、

ミルクを頼まなければならないので

大変です(笑)。

 

そんなお国柄の違いも楽しく、

お互いライバル視もしていますが、

元は同じ北フランス。

 

ベルギー国境の街では

多くのフランスナンバー車両を、

 

そしてフランス国境側では、

多くのベルギーナンバー車両を

見かけます。

 

水や食料品、洗剤などの平均価格も違うので、

お互いに家族連れで訪れては、

「見てごらん!」と、

 

日本なら隣の県を訪れる感覚で、

日帰り外国旅行を楽しむのです。

  

===

レシピ

===

 

冬野菜で作るブイヨン(ポトフ) とろとろお肉が美味しい西洋風おでん

 

 

 

Youtubeで観たい方はこちら

https://youtu.be/jn02C1Gf_CY

 

【材料】(3~4人分)

 

 <オイル>

・バター 大さじ1程度(植物性も可)

<肉類>

・骨付き牛肉 500g~

<野菜類>

・ニンニク 1人につき1片以上

・タマネギ 大3個

・その他、キャベツやマッシュルーム、ニンジン、ネギ、カブ、ダイコンなどお好みで加えて可

<フルーツ類>

・なし

<穀類>

・なし

<スパイス類>

・塩

・コショウ

・クローブ 12個

・固形ブイヨン 2~3個(水200~300ccにつき1個が目安ですが、具からの旨味も出るため、少なめから始めて、徐々に味を整えてください。)

<ハーブ>

動画中では以下を束ねて糸で括り、ブーゲガルニとして使用しています。

・ローリエ

・タイム

・ローズマリー

・オレガノなど

  

【作り方】

 

1.大鍋を火にかけ、あらかじめ熱します。

2.オイルをなじませます。

3.ニンニクを入れ、香り付けします。

4.骨付き牛肉を入れ、各面に焼き色を付けて行きます。ビーフ・ジュースが出てきます。

5.塩・コショウ・ハーブ類を入れ、香り付けします。

6.固い野菜から順に入れていきます。この時、野菜の旨味を逃したり、煮崩れしないように、なるべくそのままの形で入れて下さい。(こちらの人は食べるときにナイフを使って自分の好きな大きさにカットして口に入れます。)

7.フォークで穴を開け、クローブを刺したタマネギ・固形ブイヨンを入れます。

8.水を入れます。水の量は大鍋の中の野菜が浸かるくらいの量が目安です。

9.そのまま1時間ほど煮込みます。

10.できあがり!

  

【ポイント】

 

1.バターはできれば牧草牛のバターをおすすめします。植物オイルを好む方は、オリーブオイルなど、お好みの食材でどうぞ♪

2.お好みで昆布やシイタケ、卵などを入れても美味しいです♪

3.   残ったスープに具を足せば、数日間にかけて味のよく染みたおでんが楽しめます。日本のおでんの感覚でどうぞ♪

 

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