研究ブログ

CiNiiの中の人日記 - 2

そもそもCiNiiというのは何ぞや、という話を始めると長くなるのですが、
(それこそ本の1冊ぐらいは書けるのでは)ざっくり書くと古くは東大の
論文検索TOOL-IRを起源として、それをNIIの前身NACSISが受け継いで
NACSIS-IRになり、これと電子図書館サービスNACSIS-ELSとくっつけて
ウェブのUIをつけたもの、という理解になると思います。

↑リンクのURIに隠し機能(?)を使っています

初代CiNiiは2005年リリースですが、TOOL-IRから数えればすでに30年近い
歴史があって、駆け出し研究者(といってももう勤続5年ですが…)が
関わるには手に余るというのが正直なところです。なにしろ先達が偉大すぎる。

そんな中で、図書館情報学を学んできたわけでもないぼくが
どういう経緯で関わることになって、何をしたのかについて
次回以降で書いていきたいと思います。

余談ですが、先日TOOL-IRを管理していた部署が発行していた当時の
ニュースレターを見せてもらう機会があったのですが、そこには
「TOOL-IRが多くの人に使われるようになって負荷対策が大変だ」と
書かれていました。それから幾星霜、いまもまったく同じ問題で
悩み続けています…。