日誌

香港オキュパイ

浜田さんのFBから

2週間前に大邱で開催された国際学会 IR15 の基調講演です。運動のためのソーシャルメディアについて、情報社会論の系譜の振り返りから、香港で現在も続いている学生たちの活動に至るまで論じています。本人の許可を得て公開します。
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この講演の後Jackに、日本の反原発運動などでは、インターネットによる伝達の限界を感じていて、ノーニュークスマガジンの配布など始めている。ネットでは1万人には到達できるが100万人には到達できない。香港では、インターネットが大きな役割を果たすことに成功してるように見えるがそうなのか、という質問をしました。
Jackは、「香港でも同じだ、ネットは人々の目と耳を動かしてが、心と魂を動かすことはできない」と答えていました。
若干話がずれたところもありますが、彼らの苦労もよくわかりました。

ちょうど日本の学生団体SASPLが、秘密保護法に反対するデモをやる前だったので、そういう動く気があることを伝えたら、香港も日本も似たような状況にあるのだね、と言ってSOLIDALITY!と言うメッセージをSASPLに送っていました。
香港のデモはうまくいっているけれど日本のデモはしょぼいと言うような評論が日本の中では聞こえるけれど、世界は民主主義に向かって必死に走っていて、どこが偉いとか言っている場合じゃ全然ない。

もっとも開沼博が東京のデモなんかすぐ終わるというから、意地になって続けているところもある。いずれにせよ、原発推進派も日本会議ファシズムもすごく金があってパワフルだから、このへんの細かい話はどうでもいいといえば、どうでもいい。敵は強くて手強いから、それどころじゃない。