愛宕山
今日は京都マラソンなので、朝のバスは有栖川までしか走っていません。幕末の風雲ですね。嵯峨釈迦堂や嵯峨鳥居本の化野の辺りを通って清滝へ。それでこれが与謝野晶子が「ほととぎす 嵯峨へは一里 京へ三里 水の清滝 夜の明けやすき」と詠んだ猿渡橋です。
ここから表参道を登って行きます。
ウメPrunus mumeの花も咲いていましたよ。
火燧権現跡ですね。
こちらは壷割坂。
アカゾメタケHapalopilus nidulansですかね。何ヶ所かに生えていました。
カワラケ投げで遊んでいた人がいたようです。
立派な総門ですね。
スギCryptomeria japonicaの他、アラカシQuercus glauca・アカガシQuercus acuta・クヌギQuercus acutissima・アベマキQuercus variabilis・クリCastanea crenataなどの巨木があったのは、神域だからでしょう。樒(シキミIllicium anisatum)を下の集落に運んでいる若者たちが居ました。ここは榊じゃないんですよね。
本殿の神域に入ると雪が降って来たんですけど。。。火伏せってことなんですかね。。。伊弉冉尊が迦遇槌命を鎮めているとか。。。
剛の者がおられるようです。
何かありますね。
本殿は吹雪のようにみえますが、実際は其れ程大したことはなかったです。簡易アイゼンやスパッツも出番なし。
下って休憩所でお昼にしてトイレに行ったら雪は止みました。眺めが良いですね。雪はあとの下りで少し降った程度でした。
帰りは月輪寺を通るマイナーなルートを取ります。表参道と違って少々ガレている尾根を通る為、アセビPieris japonica・ドウダンツツジEnkianthus perulatus・モミAbies firma・ツガTsuga sieboldiiなどが生えていて、気分転換には両方を通った方が面白いです。
ここが由緒正しい月輪寺(つきのわでら)。藤田和日郎さんの漫画『邪眼は月輪に飛ぶ』の方は「がちりん」と読みますからね。
八大龍王の鳥居の向こうにある空也滝にも行ったのですが、祈禱中の方がおられたので写真は遠慮しました。という訳で楽しい時間を過ごしました。
植物は他にヒノキChamaecyparis obtusa、アカマツPinus densiflora、ネジキLyonia ovalifolia var. elliptica、イチイガシQuercus gilva、カナメモチPhotinia glabra、イロハモミジAcer palmatum、タムシバMagnolia salicifolia、アオキAucuba japonica、ヒサカキEurya japonica、ヤブツバキCamellia japonica、ナンテンNandina domestica、クマザサSasa veitchii、菌類はシックイタケAntrodiella gypsea、カワラタケTrametes versicolor、キクラゲAuricularia auricula、地衣類はウメノキゴケParmelia tinctorum、アカサビゴケXanthoria manchurica、変形菌はシロススホコリFuligo candida、鳥はヤマガラParus varius、ヒガラParus ater、コガラParus montanus、ヒヨドリHypsipetes amaurotis、ハシブトガラスCorvus macrorhynchosを確認しました。