強度近視眼の眼底写真
自治医科大学附属さいたま医療センター眼科では、
オルソケラトロジーと0.01%アトロピン点眼液の併用による近視進行抑制治療
の研究をしています。
強度近視眼の眼底写真をお示しいたします。
左の写真が正視眼、右の写真が強度近視眼の眼底写真です(ともに左目)。
強度近視になると、眼軸長が伸展しますが、それに伴い網膜が引き伸ばされ、うすくなってしまいます。
右の強度近視眼の眼底写真では、ところどころ白くなっているのがわかると思いますが、その場所は網膜がうすくなりすぎて、後ろにある白い強膜(眼球の外壁)が透けて見えているのです。
強度近視は、眼軸長の過伸展により網膜がうすく引き伸ばされ萎縮することにより、黄斑変性症、緑内障、網膜剥離の発症リスクが高まり、失明の原因になります。
近視の発症年齢が低いほど、成長に伴い眼軸長が過伸展し強度近視になりやすくなります。
そのため、低年齢で近視が発症した場合は、できるだけ早く治療を開始する必要性があります。
この近視進行抑制研究の参加者を一般募集しております。
*参加者の募集は定員に達したため、平成28年12月31日をもって終了致しました。
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