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2019年7月の記事一覧

与謝野晶子をITする2/2

#「与謝野晶子」検索(国会図書館)

検索結果 2978 件中 1-20 件を表示

与謝野晶子の世界
雑誌 与謝野晶子倶楽部, 2010- <Z72-C600>
東京関西

与謝野晶子倶楽部 : 機関誌
雑誌 与謝野晶子倶楽部 [編]. 与謝野晶子倶楽部, [1998]-2010 <Z71-B891>
東京関西

与謝野晶子短歌文学賞作品集
雑誌 与謝野晶子短歌文学賞実行委員会 編. 与謝野晶子短歌文学賞制定の会, [1995]- <Z13-B650>
東京


潮の遠鳴り : 与謝野晶子倶楽部設立20周年記念誌 : 1997-2017
図書 与謝野晶子倶楽部, 2017.5 <KG4-L43>
東京


選者の歌 : 付『婦人短歌与謝野晶子選』
図書 与謝野晶子 [著], 与謝野晶子倶楽部 編. 与謝野晶子倶楽部, 2012.12 <KH957-L26>
東京関西


婦人短歌与謝野晶子選 : 『選者の歌』補遺集
図書 与謝野晶子 [著], 与謝野晶子倶楽部 編. 与謝野晶子倶楽部, 2013.12 <KH9-L95>
東京


与謝野晶子とミュシャ
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館 編. 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2006.9 <Y121-H5983>
東京

堺発与謝野晶子 : 堺市所蔵初公開資料を中心に : 開館10周年記念特別展図録
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館 編. 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2010.11 <KG634-J82>
東京関西

与謝野晶子と京都 : 没後65年記念展パンフレット
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館 編. 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2007.9 <Y121-H7408>
東京関西


与謝野晶子文芸館の軌跡 : 閉館記念パンフレット
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館 編. 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2015.1 <KG4-L19>
東京

ジャーナリスト与謝野晶子 : 山の動く日きたる : 特別展パンフレット
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2009.10 <Y121-J3104>
東京

与謝野晶子と故郷堺 : 生誕130年記念特別展パンフレット
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館 編. 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2008.11 <Y121-J1574>
東京

源氏物語に魅了された女たち : 与謝野晶子と田辺聖子 : 平成二十五年度特別展
図書 堺市立文化館与謝野晶子文芸館 編. 堺市立文化館与謝野晶子文芸館, 2013.11 <Y121-L2080>
東京

与謝野晶子 (新文芸読本)
図書 河出書房新社, 1991.6 <KG634-E70>
東京関西

与謝野晶子 (年表作家読本)
図書 平子恭子 編著. 河出書房新社, 1995.4 <KG634-E140>
東京関西

与謝野晶子 : 昭和五十九年春季特別展
図書 堺市博物館 編. 堺市博物館, 1984.3 <KG634-164>
東京

入門与謝野晶子
図書 江原秀子 著. 邑書林, 1993.8 <KG634-E121>
東京関西

与謝野晶子ノート
図書 石川恭子 著. 角川書店, 1992.8 <KG634-E103>
東京

与謝野晶子 (短歌シリーズ・人と作品 ; 4)
図書 新間進一 著. 桜楓社, 1981.12 <KG634-129>
東京

与謝野晶子球磨川を詠む : 画集
図書 坂本福治 絵・文, 松本彰二 短歌翻訳. 与謝野晶子球磨川を詠む, 2005.1 <Y94-H19938>
東京

###「短歌 与謝野晶子」検索(国会図書館)

検索結果 576 件中 1-20 件を表示

与謝野晶子短歌文学賞作品集
雑誌 与謝野晶子短歌文学賞実行委員会 編. 与謝野晶子短歌文学賞制定の会, [1995]- <Z13-B650>
東京

選者の歌 : 付『婦人短歌与謝野晶子選』
図書 与謝野晶子 [著], 与謝野晶子倶楽部 編. 与謝野晶子倶楽部, 2012.12 <KH957-L26>
東京関西

婦人短歌与謝野晶子選 : 『選者の歌』補遺集
図書 与謝野晶子 [著], 与謝野晶子倶楽部 編. 与謝野晶子倶楽部, 2013.12 <KH9-L95>
東京

与謝野晶子 (短歌シリーズ・人と作品 ; 4)
図書 新間進一 著. 桜楓社, 1981.12 <KG634-129>
東京

与謝野晶子球磨川を詠む : 画集
図書 坂本福治 絵・文, 松本彰二 短歌翻訳. 与謝野晶子球磨川を詠む, 2005.1 <Y94-H19938>
東京

与謝野晶子の秀歌 (現代短歌鑑賞シリーズ)
図書 馬場あき子 著. 短歌新聞社, 1981.1 <KG634-123>
東京

与謝野晶子論 = Akiko Yosano
図書 馬場あき子 著. いりの舎, 2019.3 <KG693-M67>
東京

 
冊子体 / オンライン
与謝野晶子 (短歌文学読本)
図書 窪田空穂 著. 雄鶏社, 1950 <911.162-Y774Ky>
野晶子・窪田空穗 / 1 (0009.jp2)晶子の歌鑑賞・窪田空穗 / 15 (0016.jp2)短歌 / 57 (0037.jp2)みだれ髮抄 / 59 (0038.jp2)小扇抄 / 63 (004
関西
 
冊子体 / オンライン
与謝野晶子選集 第2 (晶子詩歌集)
図書 与謝野光, 新間進一 編. 春秋社, 1967 <918.6-Y774y2>
目次 / (0006.jp2)短歌 / (0010.jp2)さくら草 三八首 / 9 (0010.jp2)朱葉集 四八首 / 13 ...2)霧島の歌 一八首 / 61 (0036.jp2)満蒙遊記 一八首 / 63 (0037.jp2)与謝野晶子全集 第五巻 八四首 / 67 (0039.jp2)与謝野晶子全集 第六巻 七三首 / 76 (0044.jp2)
関西

与謝野晶子 (少年少女伝記読みもの)
図書 生源寺美子 著, 鮎川万 絵. さ・え・ら書房, 1984.2 <Y3-628>
少女のころ、与謝野晶子の短歌から鮮烈な感動を受けた著者が、晶子の作品(解説つき)を引用しつつ、しなやかに、そして強く生きたその生
子ども

冊子体 / オンライン
少年少女日本文学名作全集 11 (与謝野晶子集)
図書 東西五月社, 昭和35 <児918.6-Sy957>
目次 / (0006.jp2)与謝野晶子歌集 / 7 (0008.jp2)みだれ髪 / (0008.jp2)小扇 / (0009.jp2... / (0013.jp2)太陽と薔薇 / (0014.jp2)草の夢 / (0014.jp2)与謝野晶子詩集 / 21 (0015.jp2)現代の短歌―新詩社の歌について― / 41 (0025.jp2)新訳源氏物語抄 / 69 (0039.jp2)
子ども

与謝野晶子 = Yosano Akiko (コレクション日本歌人選 = Collected Works of Japanese Poets ; 039)
図書 入江春行 著. 笠間書院, 2011.10 <KG634-J106>
『与謝野晶子』|目次01 ほととぎす嵯峨へは一里//202 山畑にしら雲ほどの//403 五月雨に築土くづれし/...ききたな心の//9850 黒髪や御戒たもつと//100歌人略伝//103略年譜//104解説 「近代短歌の開拓者 与謝野晶子」/入江春行/106読書案内//112【付録エッセイ】「明星」の文学史的意義/新間進一/114
東京


与謝野晶子の歌鑑賞
図書 平子恭子 著. 短歌新聞社, 2003.6 <KG634-H19>
東京関西

大会報告 第22回与謝野晶子短歌文学賞
雑誌記事 <Z72-C600>
掲載誌 与謝野晶子の世界 (13):2016.11 p.69-73
東京

第十七回「与謝野晶子短歌文学賞」大会報告
雑誌記事 <Z72-C600>
掲載誌 与謝野晶子の世界 (3):2011.11 p.47-50
東京

与謝野晶子
雑誌記事 山田 あき <Z13-655>
掲載誌 短歌 10(4) 1963.04 p.????

第11回「与謝野晶子短歌文学賞」大会報告
雑誌記事 西 真理子 <Z71-B891>
掲載誌 与謝野晶子倶楽部 : 機関誌 / 与謝野晶子倶楽部 [編] (16) 2005 p.49~53
東京

第十二回「与謝野晶子短歌文学賞」大会報告
雑誌記事 佐藤 多賀子 <Z71-B891>
掲載誌 与謝野晶子倶楽部 : 機関誌 / 与謝野晶子倶楽部 [編] (18) 2006 p.67~70
東京

第十四回「与謝野晶子短歌文学賞」大会報告
雑誌記事 西 真理子 <Z71-B891>
掲載誌 与謝野晶子倶楽部 : 機関誌 / 与謝野晶子倶楽部 [編] (22) 2008 p.51~54
東京

第十五回「与謝野晶子短歌文学賞」大会報告
雑誌記事 小西 美根子 <Z71-B891>
掲載誌 与謝野晶子倶楽部 : 機関誌 / 与謝野晶子倶楽部 [編] (24) 2009 p.44~47

###道浦 母都子

現代の歌枕(11)与謝野晶子・祇園
雑誌記事 道浦 母都子 <Z13-658>
掲載誌 短歌研究 66(4) 2009.4 p.8~10
東京関西

寝てもさめても--論とうたとの差異 (与謝野晶子の新しい魅力<特集>)
雑誌記事 道浦 母都子 <Z13-655>
掲載誌 短歌 37(8) 1990.08 p.p163~165
 
女性作家による日本の文学史(7)論は男性、実作は女性--正岡子規「歌よみに与ふる書」と与謝野晶子『みだれ髪』
雑誌記事 道浦 母都子 <Z21-1337>
掲載誌 本の窓 / 小学館 [編] 24(11) (通号 211) 2001.12 p.46~55
東京関西

新選与謝野晶子歌集 (講談社文芸文庫)
図書 与謝野晶子 [著], 道浦母都子 選. 講談社, 2008.12 <KH735-J1>

### 佐伯 裕子

与謝野晶子略年譜 (特集=生誕百三十年 与謝野晶子大研究 ; 研究の手引き)
雑誌記事 佐伯 裕子 <Z13-333>
掲載誌 国文学 : 解釈と鑑賞 / 至文堂 編 73(9) 2008.9 p.168~173
東京関西
https://bookmeter.com/books/10536682
>与謝野晶子 短歌 鎌倉の除夜の鐘をば生きて聞き死にて君聞く五月雨の鐘 返歌 鎌倉の三菱電機の方の家泊めてもらって聞いた鐘いつ #佐伯裕子 コラム「晶子と鎌倉」、「略年譜」

「草の夢」--風景の肉身化 (与謝野晶子の世界<特集> ; 作品の世界--歌集)
雑誌記事 佐伯 裕子 <Z13-333>
掲載誌 国文学 : 解釈と鑑賞 / 至文堂 編 59(2) 1994.02 p.p95~97
https://bookmeter.com/books/14291997
>特集 与謝野晶子の世界 p.95 草の夢 風景の肉身化 佐伯裕子 短歌 与謝野晶子 草の夢 いさり火は身も世もなげに瞬きぬ陸(くが)は海より悲しきものを p.98 流星の道 短い晩年意識 佐伯裕子 短歌 与謝野晶子 流星の道 ながながと削がれし山は紅けれど曙に似ず黄昏に似ず
 
竜の爪--与謝野晶子の恋歌と古川大航
雑誌記事 佐伯 裕子 <Z23-256>
掲載誌 正論 (通号 287) 1996.07 p.130~139
東京
https://bookmeter.com/books/10239035
>「龍の爪 與謝野晶子の恋歌と古川大航」 佐伯裕子 与謝野晶子 短歌 この枝は龍の爪などもたぬなり鉄舟寺より贈られし梅  渡辺淳一「君も雛罌粟われも雛罌粟」佐藤春夫「晶子曼陀羅」
時代別歌集解説・明治二 歌は歌に候 (大特集 与謝野晶子 生誕130年)
雑誌記事 佐伯 裕子 <Z13-655>
掲載誌 短歌 55(13) (通号 724) 2008.12 p.68~71

https://bookmeter.com/books/863515
>佐伯裕子 歌には歌に候 与謝野晶子 常夏 短歌 花草の原のいづくに金の家銀の家すや月夜こほろぎ 返歌 森奥の湖の淵金の斧銀の斧すや月夜鎌切

晶子の禅、かの子の禅
雑誌記事 佐伯 裕子 <Z9-234>
掲載誌 禅文化 (231):2014 p.37-44

https://bookmeter.com/books/10154920
>与謝野晶子 短歌 やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 返歌 道説かぬつもりでいくつか例示する習う慣れるに頭使わず  佐伯裕子 随筆 「晶子の禅、かの子の禅」

### 岡井 隆
詩の点滅 : 現代詩としての短歌(第16回)間村俊一、那珂太郎、与謝野晶子について
雑誌記事 岡井 隆 <Z13-655>
掲載誌 短歌 / 角川学芸出版 編 61(9)=798:2014.8 p.142-146
東京関西

「昭和」短歌を読みなおす-15-与謝野晶子と吉井勇
雑誌記事 岡井 隆 他 <Z13-655>
掲載誌 短歌 42(2) 1995.02 p.p194~227


与謝野晶子百首選 / 岡井隆 / p176~181 (0093.jp2)
短歌 39(11)(514), 1994.11
https://bookmeter.com/books/14295767
>与謝野晶子 
 夜の帳《ちやう》にささめき尽きし星の今を下界《げかい》の人の鬢のほつれよ 
 歌にきけな誰れ野の花に紅き否《いな》むおもむきあるかな春《はる》罪《つみ》もつ子 
 髪《かみ》五尺ときなば水にやはらかき少女《をとめ》ごころは秘めて放たじ 
 その子|二十《はたち》櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな 
 紺青《こんじやう》を絹にわが泣く春の暮やまぶきがさね友《とも》歌ねびぬ 
 海棠にえうなくときし紅《べに》すてて夕雨《ゆふさめ》みやる瞳《ひとみ》よたゆき 
 今はゆかむさらばと云ひし夜の神の御裾《みすそ》さはりてわが髪ぬれぬ 
 清水《きよみづ》へ祇園《ぎをん》をよぎる桜月夜《さくらづきよ》こよひ逢ふ人みなうつくしき 
 経《きやう》はにがし春のゆふべを奥の院の二十五菩薩歌うけたまへ 
 雲ぞ青き来し夏姫《なつひめ》が朝の髪うつくしいかな水に流るる 
 夜の神の朝のり帰る羊とらへちさき枕のしたにかくさむ 
 みぎはくる牛かひ男歌あれな秋のみづうみあまりさびしき 
 やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 
 人かへさず暮れむの春の宵ごこち小琴《をごと》にもたす乱れ乱れ髪 
 牧場いでて南にはしる水ながしさても緑の野にふさふ君 
 御相《みさう》いとどしたしみやすきなつかしき若葉《わかば》木|立《だち》の中《なか》の盧遮那仏《るしやなぶつ》 
 ゆあみする泉の底の小百合花《さゆりばな》二十《はたち》の夏をうつくしと見ぬ 
 みだれごこちまどひごこちぞ頻なる百合ふむ神に乳《ちゝ》おほひあへず 
 くれなゐの薔薇《ばら》のかさねの唇に霊の香のなき歌のせますな 
 春の夜の闇《やみ》の中《なか》くるあまき風しばしかの子が髪に吹かざれ 
 今ここにかへりみすればわがなさけ闇《やみ》をおそれぬめしひに似たり 
 しのび足に君を追ひゆく薄月夜《うすづきよ》右のたもとの文がらおもき 
 ひと枝の野の梅をらば足りぬべしこれかりそめのかりそめの別れ 
 ほととぎす嵯峨へは一里京へ三里水の清瀧《きよたき》夜の明けやすき 
 乳ぶさおさへ神秘《しんぴ》のとばりそとけりぬここなる花の紅《くれなゐ》ぞ濃き 
 くれの春隣すむ画師《ゑし》うつくしき今朝《けさ》山吹に声わかかりし 
 なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな 
 ゆあみして泉を出でしわがはだにふるるはつらき人の世のきぬ 
 うすものの二尺のたもとすべりおちて蛍ながるる夜風《よかぜ》の青き 
 小傘《をがさ》とりて朝の水くみ我とこそ穂麦《ほむぎ》あをあを小雨《こさめ》ふる里 
 春三月《みつき》柱《ぢ》おかぬ琴に音たてぬふれしそぞろの宵の乱れ髪 
 いづこまで君は帰るとゆふべ野にわが袖ひきぬ翅《はね》ある童《わらは》 
 さびしさに百二十里をそぞろ来ぬと云ふ人あらばあらば如何ならむ 
 今の我に歌のありやを問ひますな柱《ぢ》なき繊絃《ほそいと》これ二十五絃《げん》 
 漕ぎかへる夕船《ゆふぶね》おそき僧の君紅蓮《ぐれん》や多きしら蓮《はす》や多き 
 御袖ならず御髪《みぐし》のたけときこえたり七尺いづれしら藤の花 
 夏花のすがたは細きくれなゐに真昼《まひる》いきむの恋よこの子よ 
 肩おちて経《きやう》にゆらぎのそぞろ髪をとめ有心者《うしんじや》春の雲こき 
 とき髪を若枝《わかえ》にからむ風の西よ二尺に足らぬうつくしき虹 
 うながされて汀《みぎは》の闇《やみ》に車おりぬほの紫の反橋《そりはし》の藤《ふぢ》 
 紅《あけ》に名の知らぬ花さく野の小道《こみち》いそぎたまふな小傘《をがさ》の一人《ひとり》 
 師の君の目を病みませる庵《いほ》の庭へうつしまゐらす白菊の花 
 ゆふぐれを籠へ鳥よぶいもうとの爪先《つまさき》ぬらす海棠の雨 
 笛の音に法華経うつす手をとどめひそめし眉よまだうらわかき 
 母なるが枕経《まくらぎやう》よむかたはらのちひさき足をうつくしと見き 
 わが歌に瞳《ひとみ》のいろをうるませしその君去りて十日たちにけり 
 春はただ盃にこそ注《つ》ぐべけれ智慧あり顔の木蓮や花 
 さはいへど君が昨日《きのふ》の恋がたりひだり枕の切なき夜半よ 
 五月雨《さみだれ》もむかしに遠き山の庵|通夜《つや》する人に卯の花いけぬ 
 夕ふるはなさけの雨よ旅の君ちか道とはで宿とりたまへ 
 巌《いは》をはなれ谿《たに》をくだりて躑躅《つゝじ》をりて都の絵師と水に別れぬ 
 奥の室《ま》のうらめづらしき初声《うぶごゑ》に血の気のぼりし面《おも》まだ若き 
 小百合さく小草がなかに君まてば野末にほひて虹あらはれぬ 
 男《をとこ》きよし載するに僧のうらわかき月にくらしの蓮《はす》の花船《はなぶね》 
 経にわかき僧のみこゑの片明《かたあか》り月の蓮船《はすぶね》兄こぎかへる 
 こころみにわかき唇ふれて見れば冷かなるよしら蓮の露 
 五月雨に築土《ついぢ》くづれし鳥羽殿《とばどの》のいぬゐの池におもだかさきぬ 
 おもひおもふ今のこころに分ち分かず君やしら萩われやしろ百合 
 三たりをば世にうらぶれしはらからとわれ先づ云ひぬ西の京の宿 
 友のあしのつめたかりきと旅の朝わかきわが師に心なくいひぬ
 ひとまおきてをりをりもれし君がいきその夜しら梅だくと夢みし 
 いはず聴かずただうなづきて別れけりその日は六日二人《ふたり》と一人《ひとり》 
 星となりて逢はむそれまで思ひ出でな一つふすまに聞きし秋の声 
 人の世に才秀でたるわが友の名の末かなし今日《けふ》秋くれぬ 
 山蓼のそれよりふかきくれなゐは梅よはばかれ神にとがおはむ 
 露にさめて瞳《ひとみ》もたぐる野の色よ夢のただちの紫の虹 
 やれ壁にチチアンが名はつらかりき湧く酒がめを夕に秘めな 
 何となきただ一ひらの雲に見ぬみちびきさとし聖歌《せいか》のにほひ 
 袖にそむきふたたびここに君と見ぬ別れの別れさいへ乱れじ 
 水の香をきぬにおほひぬわかき神草には見えぬ風のゆるぎよ 
 わがいだくおもかげ君はそこに見む春のゆふべの黄雲《きぐも》のちぎれ 
 野茨《のばら》をりて髪にもかざし手にもとり永き日野辺に君まちわびぬ 
 みなぞこにけぶる黒髪ぬしや誰れ緋鯉のせなに梅の花ちる 
 二十《はた》とせの我世の幸《さち》はうすかりきせめて今見る夢やすかれな 
 このあした君があげたるみどり子のやがて得む恋うつくしかれな 
 くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもひみだるる 
 行く春の一絃《ひとを》一柱《ひとぢ》におもひありさいへ火《ほ》かげのわが髪ながき 
 くさぐさの色ある花によそはれし棺《ひつぎ》のなかの友うつくしき 
 このおもひ真昼の夢と誰か云ふ酒のかをりのなつかしき春 
 四条|橋《ばし》おしろいあつき舞姫のぬかささやかに撲つ夕あられ 
 まこと人を打たれむものかふりあげし袂このまま夜をなに舞はむ 
 いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れて行く春 
 春みじかし何に不滅《ふめつ》の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ 
 夜《よ》の室《むろ》に絵の具かぎよる懸想《けさう》の子太古の神に春似たらずや 
 そのはてにのこるは何と問ふな説くな友よ歌あれ終《つひ》の十字架 
 松かげにまたも相見る君とわれゑにしの神をにくしとおぼすな 
 きのふをば千とせの前の世とも思ひ御手なほ肩に有りとも思ふ 
 湯あがりを御風《みかぜ》めすなのわが上衣《うはぎ》ゑんじむらさき人うつくしき 
 もゆる口になにを含まむぬれといひし人のをゆびの血は涸れはてぬ 
 人の子の恋をもとむる唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ 
 梅の渓の靄《もや》くれなゐの朝すがた山うつくしき我れうつくしき 
 歌に声のうつくしかりし旅人の行手の村の桃しろかれな 
 道を云はず後を思はず名を問はずここに恋ひ恋ふ君と我と見る 
 結願《けちぐわん》のゆふべの雨に花ぞ黒き五尺こちたき髪かるうなりぬ 
 罪おほき男こらせと肌きよく黒髪ながくつくられし我れ 
 花にそむきダビデの歌を誦せむにはあまりに若き我身とぞ思ふ 
 病みませるうなじに繊《ほそ》きかひな捲きて熱にかわける御口《みくち》を吸はむ 
 天の川そひねの床のとばりごしに星のわかれをすかし見るかな 
 たまはりしうす紫の名なし草うすきゆかりを歎きつつ死なむ 
 金色《こんじき》の翅《はね》あるわらは躑躅《つつじ》くはへ小舟《をぶね》こぎくるうつくしき川


###大辻 隆弘
『流星の道』/『瑠璃光』 (特集=生誕百三十年 与謝野晶子大研究 ; 歌集論)
雑誌記事 大辻 隆弘 <Z13-333>
掲載誌 国文学 : 解釈と鑑賞 / 至文堂 編 73(9) 2008.9 p.150~153
###笹 公人
現代歌人協会 公開講座 ザ・巨匠の添削。 : 添削から探る歌人の技と短歌観(第5回)与謝野晶子
雑誌記事 松平 盟子, 笹 公人 <Z13-3452>
掲載誌 歌壇 / 本阿弥書店 [編] 32(12)=379:2018.12 p.82-96

### 紀野恵
大特集・与謝野晶子没後五十年 秀歌鑑賞 よきこと / 紀野恵 / p175~175 (0092.jp2)
短歌 39(11)(514), 1994.11
https://bookmeter.com/books/14295767
>与謝野晶子 人の世の掟の上のよきこともはたそれならぬよきこともせん 夏より秋へ 

###近藤芳美
「みだれ髪」の世界 人民短歌 24.6 特集

###林 和清
講演 与謝野晶子と宇治十帖 (一日文学踏査(第二回晶子講座))
雑誌記事 林 和清 <Z71-B891>
掲載誌 与謝野晶子倶楽部 : 機関誌 / 与謝野晶子倶楽部 [編] (23) 2009 p.14~22


###未来 未来短歌会
2019年7月号 No.810  p.92 みらい・くりてぃーく・えせー(投稿)耳に心に響く音 知己凛
> ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 与謝野晶子
この曲を聴いた時は、短歌も歌詞になるのだという気づきと同時に、衝撃を受けたことを覚えています。


2008年10月号 No. 681 与謝野晶子と「恩師」紫式部-『源氏物語』千年紀に際して - 比嘉美織 
1988年2月号  No. 433 与謝野晶子のなかの浪曼主義 - 佐伯裕子 ・ 鉄幹と晶子 - 阿木津英
1984年1月号  No. 384 歌人の夫婦像 与謝野晶寛・晶子 - 阿木津英 
1966年6月号  No. 173 近代歌人の一首と註 晶子 - 大島史洋
1960年7月号  No. 102 小品 晶子の字 – 阿木良直子

#参考資料(reference)
今昔秀歌百撰 全項目索引(一覧) https://researchmap.jp/joakum54g-1787586/#_1787586
74,誰見ても親はらからのここちすれ地震をさまりて朝に至れば,与謝野晶子,  土屋博(日本オートスポーツセンター理事長)
https://researchmap.jp/jowbr9u7f-1787586/

みだれ髪 (新潮文庫)与謝野 晶子
https://bookmeter.com/books/430058
>今昔秀歌百撰 http://researchmap.jp/jo98dmxoy-1787586/#_1787586 に「誰見ても親はらからのここちすれ地震をさまりて朝に至れば」が選ばれていたので再読中です。ある時代の先端を生きたと思われる人物の詩集。 多くの人や作品に影響を与えているかもしれない。 当時の情景をどう読み込むかは,人それぞれだ。 語り継がれるものはあるのだろう。 詞は自由に作ってみてよいものだということを学習しました。
【渾身の一行】 http://bit.ly/16KFBDo に 【渾身の一首】という柱をたて、http://bit.ly/17HAgj9 「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」を例示しました。

近代文学館〈〔22〕〉みだれ髪―名著複刻全集 (1968年)与謝野 晶子
https://bookmeter.com/books/1029819
>鳳晶子 短歌 やわ肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 #返歌 解く道がいまだ分からずcoq打つナビエ–ストークス方程式解 (復刻なので鳳晶子。みだれ髪の初版の頃は、まだ与謝野晶子ではなかったことを思い出した。おんやど恵@湯河原。玄関脇の書棚より。)

ユリイカ2000年8月号 特集=与謝野晶子2000/7/27
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2635

与謝野晶子 (群像 日本の作家), 小学館, 1992
https://bookmeter.com/books/1953513
>与謝野晶子、短歌 p5. ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟。尾崎左永子、田辺聖子、ドナルドキーン、吉屋信子、森茉莉、小堀杏奴、山川菊栄、平塚らいてう、森藤子、宮本百合子、島本久恵、香内信子、和田芳恵、円地文子、馬場あき子

与謝野晶子 (中公叢書) 松村 由利子
https://bookmeter.com/books/115315
>与謝野晶子 松村由利子 短歌 子を産んで子を育てる母親の視点確かな由利子と晶子

2019年「未来」 堺大会 第一日目(2019年8月24日(土))は、懇親会も含めて外部の参加も受け付けます。
<会費>2,000円(基調講演・対談とミニコンサート・シンポジウム)
※懇親会会費は別途10,000円
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<この稿は書きかけです。順次追記しています。>
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#文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20190730
ver. 0.02 国文学 追記 20190731
ver. 0.03 角川 短歌 1992.11追記 20190801
ver. 0.04 与謝野晶子百首選 岡井隆 追記 20190801 夜
ver. 0.05 耳に心に響く音 知己凛 追記 20190802

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