研究ブログ

2021年5月の記事一覧

初夏の「花いっぱいサラダ」




初夏に向けて、

ハーブの花が開き始めました。

そこで今回は、今だからこそ楽しめる

「花いっぱいのサラダ」 を紹介します。

 

 

 ところで、皆さんは、

「水」は記憶する、という話を

聞いたことがあるでしょうか?


日本でも少し前に

女性たちの間でブームになった

「フラワーウォーター」や、


同じく花の代わりに

クリスタルなどの鉱物を使った

「クリスタルウォーター」、

 

ヨーロッパでは病院で

ドクターから処方され、

医療保険の対象でもある

「ホメオパシー」や


海外でじわじわと浸透している

「バッチフラワー」の「レメディ」、


さらには身体の水分に働きかける

エネルギーヒーリングなども


実はこの、

 

物質の持つ「周波数」との

波動共鳴を起こしやすいという

「水」の柔軟な性質を応用したものです。

 

ちなみにヨーロッパで「レメディ」は

ほとんどの町の薬局で手に入り、

価格も1本500円前後と安価なため、

そこまで神経質に問題視はされていません。

 

賛否両論はあるでしょうが、

市民からの「ニーズ」がある限りは、

もはや製薬会社も生き残りをかけて、

これに追随せざるを得ません。

 

これも大手製薬会社の戦略なのです。

 

今、ヨーロッパの大手スーパーには

各店舗で大改修をしてまで、

「BIO」と大きく表示する

オーガニック食品コーナーがありますが、

 

大手チェーン薬局にも、

それと同じように

「NATURE」コーナーを設け、

自然派薬品をずらりと並べています。

 

もちろん、これは

「プラセボ(偽薬)だ!」と言う声は

ヨーロッパにもあります。

 

それでも、かつてのような

「代替医療」扱いはもう終わり。

「代替(オルタネティブ)」という言葉自体、

20世紀、すでに古い時代のお話です。

 

今、世界で注目されているのは、

あくまでも病院で専門医による

高度な医療と平行して行う、

「補完(コンプリメンタリー)医療」です。

 

病気は医者に任せるだけでなく、

何か自分でも自宅ケアできるものはないか?

 

いや、病気になる前に、

何か自分でできる予防ケアは無いだろうか?

 

そう考えるのは当然のことですよね。

 

そもそも、海外は

大国アメリカであっても、

日本のように病院事情も良くなく、

ドクター任せにもしていられません。

 

「西洋医薬意外は認めない!」

 

そう声高に叫びたいのは分かりますが、

それが主張できるのは、

紛れもなく日本が豊かな国だからです。

私自身も、もう10年ほど、

「健康診断」なるものを

受けていません。

 

本当に大切なのは、

「正義」を主張する心より

「感謝」する心です。

 

そもそも、

「西洋医学」とは何でしょうか。

 

西方から来た医学の知識は、

 

元を辿れば、

 

現代人より能量が大きく、

恐らく私達以上に

感覚認識能力に長けていた、

 

ネアンデルタール人の

優れたハーブ療法にあります。


その点、

 

日本には昔から「本草学」があり、

世界でも非常に珍しい

医師による「化学合成薬」と、

 

伝統的な「漢方薬」処方の

両方ができる国なので、

素晴らしいですね。

 

中国の伝統本草書『神農本草経』によれば、

 

作用が例え弱くとも副作用の無い薬を

「上品」の薬、

 

少量または短期間だけなら、

作用はあっても毒性の無いものを

「中品」の薬、

 

病気を治す力は強いが、

しばしば副作用を伴う薬を

「下品」の薬としています。

 

この分類に従えば、

いわゆる現代の「化学合成薬」は

「上品」にも「中品」にも

当てはまらないそうです。

 

なにはともあれ、

私達が生きる現代は豊かなのですから、

 

賢く使い分けができる選択肢があること

 

と、

 

選べる自由があること

 

に感謝しましょう。

 

今では大手製薬会社が、

新しい「ネタ」を探して、

少数民族が守る聖域で

植物の乱獲が行われる時代です。


とはいえ、

 

オーガニックも漢方薬も、

完璧ではありません。

 

オーガニック食品業界と

行政との癒着も知られた話です。

 

ですが、

 

そんな難しい議論より前に、

 

私達が生活の中で

一番身近にできることがあります。

 

そうです。

 

私達が毎日意識しながら、

手に届く範囲で良いから、

少しづつお料理に取り入れたらー?

 

きっと水に記憶させる手間さえも

省けて、

 

私達の眼も、心も、そしてテーブルも、

彩り鮮やかに、豊かになるのでは?

 

このシリーズは

そんな好奇心から生まれた、

筆者の小さな試みです。

 

レシピ公開を始めてから、

ちょうど1年が経ちました。

 

次回からは、

 

なぜ私が、改めて、

食べ物に関心を持つようになったのか?

 

少しづつ、 私自身のストーリーを

綴ってみようかなと思います。

 

この約12年間を通して

私は旅行ガイド本や

ファッション雑誌とは全く違う、

 

ありのままのヨーロッパの姿を

濃縮版で見てきました。

 

意外なことに、そこからは、

世界の最先端を行く

憧れのヨーロッパではなく、

 

今の日本の私達が

すっかり忘れてしまったような、

伝統的な人々の暮らしの記憶が

浮かび上がってきました。

  

あなたにも耳を傾けて頂けたら、

幸いです。

  

===

レシピ

===

 

初夏のエディブルフラワー「花いっぽいのサラダ」

 

  Youtubeで観たい方はこちら

https://youtu.be/IlmP4WC7Tyw

 

【材料】(3~4人分)

 

 <オイル>

・「さわやかタイムのドレッシング」
 あるいはお好みのドレッシングでどうぞ♪

https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/142082/6b297af3807af19df7ef22998ad7ccc2?frame_id=650076

<魚肉類>

・卵 1個

<野菜類>

・レタス 1人につき1~2枚程度

・トマト 1個

 <フルーツ類>

・なし

<穀類>

・なし

<乳製品>

・なし

<スパイス類>

・なし

<ハーブ>

・ナスタチウム 適量

・タイム    適量

 <食用花>

・ナスタチウム

・タイム

・ルッコラ

・ネギ

・ヤグルマギク

・ハコベ

・ビオラ

・ゼラニウム など

【作り方】

 

1.あらかじめ野菜類と食用花はあらかじめ酢水で洗い、ゆで卵を作っておきます。

2.お皿にレタスを盛り付けます。

3.ゆで卵とトマトを乗せます。

4.オリーブやピクルスなどをお好みでそうぞ。

5.「タイムのドレッシング」またはお好みのドレッシングでどうぞ。

6.食用花(エディブルフラワー)を乗せます。

7.最後に飾り用のお花をトップにアレンジします。

8.できあがり!

  

【ポイント】

 

1.ドレッシングが無い場合は、天然塩、かんきつ果実1個分またはお酢、エクストラヴァージンオリーブオイルで代用できます。

 

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素材の鮮度が決め手!生ハムのカルパッチョ

 

 

今回はイタリア発祥の冷製アパタイザー

「カルパッチョ」を紹介します。

  

 

 

 

西洋料理と言えば、

 

バターとワインでじっくり煮込んだ

手間暇かけた味わい深い

デミグラスソース…

 

というような、

「昭和ビストロ的」なイメージが

無きにしもあらずですが、

 

現地で暮らしての感想は、

そんな事はありません。

 

もちろん、

 

ステーキやフリット(揚げ物)など、

人によって好みは違います。

 

ですが、

 

「グルメ」で名高いフランス語圏でも、

旅行者向けレストランは別にして、

  

現地の人が自分たちのために作る料理は、

割とあっさりしたものも多いです。

 

これには私も驚いて、

軽いカルチャーショックを覚えました。

 

例えば、以前も書きましたが、

 

世界三大珍味のひとつ、

脂肪分たっぷりの

 

フォアグラ

 

であっても、

 

生産者や現地の人たちにとっては、

その値段やレストラン云々より、

 

鮮度が生命。

 

高級品でも出来たての

限られた数日間でなければ、

賞味期間とはいえ、

やはり鮮度は落ちます。

 

火も通さなければなりません。

 

ですが、

 

現地の富裕層が秘かに楽しむのは、

 

生フォアグラ

 

だったりします。

 

素朴な焼き立てパンに

生フォアグラを合わせたお味は…❓

 

なんと…日本のお味噌にそっくり!

 

御飯にちょっとだけお味噌をつけて食べる

 

日本の祖父母たちの

昔からの感覚に、

近いのだと思いました。

 

またカナダのコーヒー豆専門店で

働いた経験から、

 

いくらケニアや

ブルーマウンテンという

高級品種でも、

 

アラビカ種でさえあれば、

 「本日のコーヒー」に使われるような

回転の早い標準豆の方が、

 

ツヤツヤして香り高く、

ずっと美味しい事に気付きました。

 

今ではスーパーに行けば、

加工品を含め、色んな食材が手に入るし、

レストランも星の数ほどあります。

 

ですが、

 

消費者である私たちに、

マーケティング効果による

「思い込み」があることも否めません。

 

確かに、私たち日本人は

主食にお米を好みますが、

 

現地の人が

牛肉のステーキを食べる時には、

消化を助けるための

じゃがいもと合わせるのが基本です。

 

加えてレモンやりんご、

アプリコット、コケモモなど、

酸味の効いたつけ合わせで

さらに消化を促し、

 

なるべく身体に

負担がかからないように

工夫されています。

 

さらに食前酒や、

チコリコーヒーなども

同じような働きをします。

ハーブもたっぷり使います。

 

さすが現地の人々の知恵ですよね。

 

もちろん、たまにステーキの

親世代ならこれも良いのですが、

頻繁に外食したり、

コンビニ弁当という人は注意が必要です。

 

近年、日本では、

食の欧米化による

成人病の蔓延が問題視されています。

 

ですが、同時に私には、

 

日本のスーパーに並ぶ

標準野菜の圧倒的な種類の少なさや、

輸入冷凍ものゆえの、

お肉の「色」も気になります。

 

魚肉類はまた内容が深いので、

これまであまり取り上げませんでしたが、

 

基本的には当然のことながら、

栄養価的にも、またお味の面でも、

 

手に入った新鮮な食材が活きるように、

シンプルに頂くのが意外と現地流かな、

と思います。

 

最近ではヨーロッパのフレンチ界にも、

日本の「懐石」スタイルが浸透して、

シンプル・モダンが主流になっています。

 

カルパッチョはイタリア料理ですが、

日本のお刺身にも似て、

  

「素材の鮮度が全て」

  

それを代表するかのような

ひと皿だと思います。

 

小さいお子様の

初めてのレシピにもぴったりですね♪

 

 ===

レシピ

===

 

素材の鮮度が決め手!生ハムのカルパッチョのレシピ 

 

 

  

Youtubeで観たい方はこちら

https://youtu.be/Bga9guY3qsM

 

【材料】(3~4人分)

 

 <オイル>

・エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1

<魚肉類>

・刺身用牛肉、魚の刺身、生ハムなど

<野菜類>

・付け合せ程度(ビデオ中では小松菜を使用)

 <フルーツ類>

・オレンジ または レモン 4分の1(またはお酢)

<穀類>

・なし

<乳製品>

・お好みでパルメザンチーズなど

<スパイス類>

・塩 少々(必要であれば)

・コショウ 少々

<ハーブ>

・パセリ

・タイム

・小ネギ

・ルッコラ

・食用花などお好みで

  

【作り方】

 

1.つけ合わせと一緒に、具材を平らなお皿に並べます。

2.かんきつ果汁、またはお酢をかけます。

3.オリーブオイルをかけます。

4.ハーブ類で飾ります。

5.(必要であれば塩)、コショウなどのスパイスをかけます。

6.できあがり!

  

【ポイント】

 

1.かんきつ果汁の他、各種お酢、バルサミコ酢、お気に入りのソースでも美味しいです。例えばカルパッチョの由来とも言われる、イタリア、ピエモンテ州ランゲ地方の伝統料理は、生牛肉にニンニク、オリーブオイル、グラナパダーノチーズ、白トリュフを合わせるのが定番です。

 

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