2021年9月の記事一覧

データ修正のお知らせ

いつもresearchmapをご利用いただきありがとうございます。

10月上旬から順次、jsonフォーマットでインポートした際に、誤った書式で登録されたデータの修正を実施いたします。
なお、データ修正実施中も、researchmap HPの閲覧・検索、データの登録・編集等、通常どおりご利用いただけます。

修正内容につきましては、更新履歴をご参照ください。

JSONフォーマットの出力項目変更のお知らせ

8月25日のメンテナンスにおいて、エクスポート/API出力で使用されるJSONフォーマットについて、以下項目の出力を停止しましたが、再度出力するように変更いたします。

<再度出力する項目>

  • 学位:授与機関の機関コード
  • 経歴:機関コード
  • 学歴:機関コード
  • 担当経験のある科目(授業):機関コード
  • 産業財産権:出願人(機関) 機関コード
 

<機関コードの出力を停止した経緯>

researchmapでは、「学位、経歴、学歴、担当経験のある科目(授業)、産業財産権」の各業績に対して、利用者の操作やAPIリクエストによるデータ更新によって機関名を登録する際、researchmap内の機関マスタから機関名で機関コードを検索し、機関コードと機関名の2つを登録します。

機関マスタは、大学名の表記揺れや大学の統合等による名称変更を想定し、「略称・旧名称」に名称変更前の機関名を持たせることで、名称変更前の機関名も名称変更後の機関コードに紐付くようになっています。

しかし、業績の取得時期と機関の設立期間の関係は考慮しておらず、研究者の過去の業績(学位、経歴、学歴、担当経験のある科目(授業)、産業財産権)が名称変更前の旧機関名で登録された場合、機関コードとしては名称変更後の新機関名の機関コードが設定されます。

この仕様により、8月25日以前は以下のような問題が発生しておりました。


例)問題が発生するパターン

<機関マスタ>

No. 機関コード 機関名 略称・旧名称 備考
1 2602 大阪医科大学   設立期間:~2020 ※ステータス《削除済》
2 2611 大阪薬科大学   設立期間:~2020 ※ステータス《削除済》
3 2965 大阪医科薬科大学

大阪医薬大
大阪医科大学
大阪薬科大学

 

 大阪医科大学と大阪薬科大学は、2021年に統合して大阪医科薬科大学となっております。

利用者が、学位の授与機関に「大阪医科大学」と登録しても「大阪薬科大学」と登録しても、機関コードとしては「2965」が関連付けられます。
そのため、機関コードから機関名を取得すると、名称変更前の業績であっても現在の「大阪医科薬科大学」と設定されてしまうため、必ずしも正しい機関名にはなりません。


 

<機関コードの再度出力について>

上記の経緯から8月25日のメンテナンスで機関コードを一旦出力廃止としましたが、別途機関コードを使用して自機関データを収集していた機関からのご要望もあり、再度機関コードを出力することといたします。

但し、機関コードと機関名が必ずしも正しい組み合わせとならない件は未解決のまま出力いたしますので、過去業績の機関コード(学位、経歴、学歴、担当経験のある科目、産業財産権)をご利用の際にはご注意いただけますようお願いいたします。

機関マスタにつきましては、業績の取得時期と機関の設立期間の関係について整合性が取れるようにするなど、改善に向けて仕様検討を進めます。皆さまにはご不便をおかけいたしまして大変恐縮ですが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

 

<対応スケジュール>

本件の対応スケジュールは以下のとおり実施致します。

  • 9/30(木) トライアルサイトに本件修正内容を反映します。仕様変更後のAPI動作をご確認いただけます。
  • 10/7(木) トライアルサイトの内容を本番環境に反映します。

 

AIのデフォルト設定、外部データベースからの取り込み時の類似チェック方法追加のご案内

いつもresearchmapをご利用いただきまして、ありがとうございます。

 

researchmapでは、2021年8月25日のシステムメンテナンスにより、自動業績登録機能を備えたAIのデフォルト設定と外部データベースからの業績登録の際の類似チェック方法を変更しました。


新しいデフォルト設定について、誤りがありましたので訂正いたしました(9/3更新)。

 

【AIのデフォルト設定】
自動業績登録機能を備えたAIのデフォルト設定が以下のように変更されました。

変更点は「AIの活用の範囲」で、本人が登録した内容を優先するようになったことです。

なお、AIサジェストによる登録情報更新と権限の設定方法については、こちらをご覧ください。

 

●新しいデフォルト設定:「AIの活用の範囲」が、本人が登録した内容優先に

 

●従来のデフォルト設定:「AIの活用の範囲」が、AIが取得した情報を優先していた

 

【類似チェック方法の追加】

外部データベースから業績を登録する際、既に登録されている業績データとの類似チェック方法が4種類となり、選択できるようになりました。

取り込みデータを主にマージ

新規登録業績をベースとして、不足分を既登録業績から補完する方法

〈新〉類似データを主にマージ

既登録業績をベースとして、不足分を新規登録業績から補完する方法

〈新〉取り込みデータを強制追加

既登録業績を類似とみなさず、新規登録業績を別業績として新規登録する方法

〈新〉登録しない

既登録業績と新規登録業績の類似の有無や程度にかかわらず、業績を追加登録しない方法

 

業績を登録する際の画面は、下のようになります。

 

引き続き、researchmapをよろしくお願いいたします。

新機能のご案内

いつもresearchmapをご利用いただきまして、ありがとうございます。

 

researchmapでは、2021年8月25日のシステムメンテナンスにより、以下の新機能をリリースしました。

 

今回リリースしました新機能は、

・業績検索

・競争的資金業績とりまとめプラグイン

・Google アカウントによるログイン連携(SSO)

 です。

【業績検索】

これまでの「研究者をさがす」に加え、「業績をさがす」にて業績の検索ができるようになりました。
また、研究者検索を追加して、絞り込み検索ができるようにもなりました。

 

【競争的資金業績とりまとめプラグイン】

共同研究や競争的資金等に申請・報告の際、業績のとりまとめに苦労した経験はありませんか。

この度、研究課題によって業績をとりまとめることができる「競争的資金業績とりまとめプラグイン」機能を実装しました。

この機能は下記のような手順を経ることで、使用できます。
・研究代表者がコミュニティに「競争的資金業績とりまとめプラグイン」を設置する
・その他の研究者は研究課題に関連づけて、業績を登録する
・「競争的資金業績とりまとめプラグイン」に研究課題に関連づけられた業績が表示される

例えば、CSVエクスポート等を利用して報告書の作成に利用することや、コミュニティページで競争的資金業績とりまとめプラグインを公開し業績を公開することなどができます。

【Google アカウントによるログイン連携(SSO)】

これまでも他の機関IdPによるshibbolethログインをご利用いただいていますが、この度、Google アカウントによるログインができるようになりました。

 

上記、新機能を含め、今回のリリースの詳細につきましては、更新履歴をご覧ください。