2011年度 (筑波大)

2011年6月の記事一覧

解析学III (6月20日)

前回の続きで、素解の公式の証明。
必要な評価は前回の話で既に済ませてあるので、あとは難しくない。

1学期の残り二回は、平面上の力学系の話を簡単に説明する。
まず、問題の設定。二次元の連立一階の方程式を考え、独立変数を時間だと思えば、
その解は平面上のベクトル場の積分曲線と見なせる。
以上の前おきの後で、不動点と漸近安定の定義をして、
最後に定数係数の場合に、原点が漸近安定であるための必要十分条件を書いて終了。

次回は不動点の分類と分岐。