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査読有り 招待有り 責任著者
2020年3月

資本主義論

論点・西洋史学
  • 佐々木博光

開始ページ
138
終了ページ
139
記述言語
日本語
掲載種別
その他

資本主義の史実として、それが1800年頃に本格化した工業化と結びつくことで経済の支配的調整メカニズムとなり、社会・政治・文化に強い影響を及ぼすまでになったことを確認した。この新しい経済メカニズムが道徳の醇化に貢献するという18世紀の啓蒙思想家の期待は潰え、批判的な論調が支配的になった。論点として、批判的論調の代表としてドイツ歴史派経済学の所説、その対抗馬となるカール・ポラニーの『大転換』等を紹介した。

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