2006年1月
ナトリウム冷却高速炉の熱流動現象に関する実験研究; 原子炉容器内の流動適正化
第55回理論応用力学講演会論文集
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- 開始ページ
- 631
- 終了ページ
- 632
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
ナトリウム冷却高速炉の開発を進めるうえで、安全性を確保したうえでより経済性の高い原子炉システムとすることが求められている。その一環として原子炉容器をコンパクト化し、建設費の低減を図ることを検討している。このようなコンパクト化は、炉容器内の流速の上昇をもたらす。ナトリウム炉では原子炉容器内に自由液面を有することから、ポンプ吸い込み槽で見られるようなガス巻き込み現象の発生が、流速の上昇に伴って懸念される。そこで、原子炉容器上部プレナムの1/10縮尺モデル並びに液面近傍に着目した1/1.8縮尺部分モデルを用いた水試験を実施し、炉容器内の流動場を適正化する研究を実施し、ガス巻き込みの発生を抑制できることを示した。