コプロセッシング法の抽出フローシート開発; 分配部における製品Pu/U比の制御について
日本原子力学会2014年春の年会
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- 開催年月日
- 2014年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東京
- 国・地域
- 日本
コプロセッシング法の抽出フローシート開発では、軽水炉から高速炉燃料までのPu含有率が異なる燃料を処理対象とし、核拡散抵抗性を保つためにU, Pu共回収液(製品)のPu/U比を一定値(1.0)で回収する開発を行っており、このためには、分配段において基本的なU(IV), U(VI)分配挙動を把握することが重要である。また、分配段においてPuを確実に逆抽出するため、Pu含有率によって使い分けるPu還元剤(HAN, U(IV))が十分に機能することが必要となる。製品Pu/U比を制御する試験により、U(VI)分配挙動はRichardsonの分配係数式にHanford係数を用いた計算に近い傾向を示し、酸素によるU(IV)酸化反応は、主にミキサ部で進行している可能性が高いことが分かった。また、Pu還元剤としてU(IV)はHANよりも高酸濃度において有効であることを確認した。