論文

査読有り
2017年10月

マンガン鉱物バーネサイトとトドロカイトによる放射性セシウムの保持に関する定量分析

Chemical Geology
  • Yu Q.*
  • ,
  • 大貫 敏彦*
  • ,
  • 香西 直文
  • ,
  • 坂本 文徳
  • ,
  • 田中 万也
  • ,
  • 笹木 恵子*

470
開始ページ
141
終了ページ
151
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.chemgeo.2017.09.008

本研究では、2種類のMn酸化物(トドロカイトとバーネサイト)が持つCs保持能を評価した。トドロカイトには、Csの吸着選択性がバーネサイトよりも高いサイトがあることがわかった。Cs初期濃度10$^{-9}$mol/Lで吸着させた後、吸着したCsを1M NaClとNH$_{4}$Clで脱離させたところ、約34\%のCsが脱離せずにトドロカイトに残った。この値はバーネサイトに残ったCsの割合よりもずっと多かった。これらの結果は、トドロカイトが土壌中の放射性Csの固定に寄与することを強く示唆する。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.chemgeo.2017.09.008
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5060579
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.chemgeo.2017.09.008
  • ISSN : 0009-2541

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