共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2020年3月

自閉スペクトラム症児における対話活動中の脳内ダイナミズム:母親と他者との比較研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究
  • 長谷川 千秋

課題番号
18K15510
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

自閉スペクトラム症(ASD)児に特異的な対人交流特性を脳生理学的指標から捉えることを目的とし、世界唯一の,小児・成人用脳磁図(MEG)同時計測システムを用いて,親子の自然な交流場面の脳活動を測定した。ASD幼児およびTD幼児とその母親を対象に,①課題中のMEG計測,②認知機能発達評価,③自閉症症状の行動観察評価,④コミュニケーション能力を評価する質問紙などから得られたデータを総合的に検討し,ASDに特徴的なコミュニケーション障害に関連する神経ネットワーク機構を解明する。
本年度は、以下の2つの研究成果を挙げた。
(1)ASD群7ペア,TD群15ペアを対象に行なった予備実験結果の解析を行った。その結果、TD群において、読み聞かせ聴取中の脳内結合指数が、母親読み聞かせ条件時と他人読み聞かせ条件時において異なることが明らかになった。また左前頭部の脳内結合指数が子どもの社会性や認知能力と相関していることが示された。この結果は現在学術誌に投稿中である。
(2)実験プロトコルを改良し、新規にASD群5ペア、TD群11ペアの計測データを得た。主な改良点は以下の通りである①対象年齢の統制(5~6歳)②絵本の統制(短いおはなし×3、2セット準備)③会話内容の統制(話題の提示)④音声と顔表情のデータ記録

ID情報
  • 課題番号 : 18K15510