2009年 - 2011年
サルソリノールによる反芻家畜の新しいプロラクチン分泌機構と生理作用機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
サルソリノール(Salsolinol : SAL)が反芻家畜のプロラクチン(PRL)分泌に及ぼす影響について検討した。その結果、SALは雌雄子ウシ及び成熟雌ウシのPRLを放出させること、SALによるヤギのPRL放出反応は季節により影響を受けること、SALによるPRL放出反応は日長が延長すると高まること、ドーパミンはSALにより誘起されるPRLの放出を抑制することが明らかになった。このように、SALは生体内で反芻家畜のPRL分泌に関係する生理的な放出因子であることが明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 21380169
- 体系的課題番号 : JP21380169