川上 夏林

【研究テーマ】

フランス語の現象を対象にして、人間が内面で感じる出来事(心理事象)がどのように概念化されているのか、既存の文法構造でどのように言語化されているのかを研究テーマとしています。これまでの研究では、主に心理動詞に焦点を当て、心理動詞の中であまり区別されることのなかった、喜怒哀楽を表す感情動詞と身体部分で知覚される痛みや痒みなどを表す感覚動詞を区別し、これらの2つの動詞グループの統語的・意味的振る舞いを認知言語学の枠組から分析してきました。