MISC

2005年12月

CTデータに基づく3D-CADモデルを利用した手術シミュレーションおよびハイドロキシアパタイトインプラントの術前モデリング

Orthopaedic Ceramic Implants
  • 海渡 貴司
  • ,
  • 名井 陽
  • ,
  • 村瀬 剛
  • ,
  • 妻木 範行
  • ,
  • 冨田 哲也
  • ,
  • 吉川 秀樹

23〜24
開始ページ
119
終了ページ
124
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
整形外科バイオマテリアル研究会

3D-CADを用いた術前シミュレーションに基づき切削ラピッドプロトタイピングの技術を用いた術前ハイドロキシアパタイト(HA)機械加工を行いその有用性を検討した.骨補填剤として完全な連通気孔を有するHAのブロック体を用いた.このアパタイトは,気孔率75%,平均気孔径150μmで,ほぼ全気孔が平均40μm径の気孔間連通気孔で連通し,圧縮強度は10MPa以上と同等の気孔率を持つ,市販多孔体と比較しすぐれている.広範囲骨欠損群では,わずかな追加加工を術中に要するのみで,ほぼdead spaceなく欠損部に一塊に挿入した.内部に作製したインプラントstem holeの位置も正確であった.矯正骨切り群でも同様に骨表面が連続する位置にアパタイトを挿入することで正確な矯正角度の獲得および保持が容易であった

ID情報
  • ISSN : 0289-2855
  • 医中誌Web ID : 2006126459

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