共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2016年3月

神経細胞の過活動がネットワーク内のタウ蛋白リン酸化に及ぼす影響

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
26870209
体系的課題番号
JP26870209
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円
資金種別
競争的資金

アルツハイマー病では、認知機能低下をきたす数年から数十年前には神経活動が亢進していることが報告されている。そこで研究代表者は、神経系培養細胞を用いて、興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸により刺激を行った。アミロイド前駆体蛋白のβ-セクレターゼによる切断が、神経活動依存性に亢進することを示唆する所見を認めた。このことから過剰な神経活動はAβ産生を亢進させると考えられた。研究代表者はこれまでに細胞外Aβ依存性に細胞内タウ蛋白のリン酸化が亢進することを報告しており、アルツハイマー病の早期病態における神経活動亢進は、Aβ産生の増加を介して細胞内タウ蛋白を過剰にリン酸化させる可能性が考えられた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26870209/26870209seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26870209
ID情報
  • 課題番号 : 26870209
  • 体系的課題番号 : JP26870209