基本情報

所属
西南学院大学 国際文化学部国際文化学科 准教授
学位
修士(文学)(南山大学大学院)
学士(考古学)(Pontificio Istituto di Archeologia Cristiana)
修士(考古学)(Pontificio Istituto di Archeologia Cristiana)

研究者番号
90352202
J-GLOBAL ID
201801007076330452
researchmap会員ID
B000337021

論文

  18

MISC

  16

書籍等出版物

  5

講演・口頭発表等

  28

共同研究・競争的資金等の研究課題

  7

その他

  3
  • 2019年12月 - 2019年12月
    2013年度から行っているローマ歴史地区サン・ジョヴァンニ病院地下の「初期キリスト教オラトリオ(小礼拝施設)」に関する【第3期】発掘調査を実施(2019年11月1日ー12月20日)。 本調査は、山田順(西南学院大学教員)を調査総責任者に、イタリア人研究者アレッサンドラ・チェリート(ローマ市考古文化財監督局研究員)、パオロ・サトゥルノ(文化財化学分析研究者)、マッシミアーノ・リモンチェッリ(パレルモ大学研究員)を共同研究者に、2019年12月まで実施された。この【第3期】発掘調査では、超高感度・高画質デジタルカメラ、およびレーザー・スキャナーを活用し、「キリスト教オラトリオ」の詳細な測量と3D画像化を行った。また、約半世紀前の発掘によって同現場から出土していた複数の壁画についても、これらの最新機材を駆使して再調査を行い、新たな知見を得ることができた。これらの研究データをもとに、我々の調査対象であるキリスト教オラトリオ(4世紀後半)を使用していた集団に関する、新たな仮説を提出するに至った。この【第3期】発掘調査の研究成果については、2019年5月27日、ヴァチカン・考古学アカデミーで実施された下記研究会、および、2019年8月22日、オックスフォード大学で実施された下記学会で発表した:Pontificia Accademia Romana di Archeologia, Conferenza 2019 (Città del Vaticano, 27. 05. 2019); XVIII International Conference on Patristic Studies (Oxford University, 19 - 24. 08. 2019).
  • 2017年12月 - 2017年12月
    2013年度から開始されたローマ歴史地区、サン・ジョヴァンニ病院地下の「初期キリスト教オラトリオ(小礼拝施設)」に関する【第2期】発掘調査を実施。 本調査は、山田順(西南学院大学教員)を調査総責任者に、イタリア人研究者アレッサンドラ・チェリート(ローマ市考古文化財監督局研究員)、パオロ・サトゥルノ(文化財化学分析研究者)を共同研究者に、2017年3月まで実施された。この【第2期】発掘調査によって、発掘現場から紀元1世紀のものと考えられるローマ道石畳が出土し、キリスト教オラトリオ(4世紀後半)の発生に至るプロセスがほぼ解明された。この【第2期】発掘調査の研究成果については、2016年2月26日、在ローマ・ドイツ考古学研究所で実施された下記研究会で発表した: Nuove ricerche sullo sviluppo di luoghi di culto cristiano: Incontri di tardoantichi a Roma = ITAR: Rencontres d’Antiquité tardive à Rome, Begegnungen zur Spätantike in Rom): Deutsches Archäologisches Institut Rom.
  • 2015年12月 - 2015年12月
    2013年4月、ローマ歴史地区に位置するサン・ジョヴァンニ病院地下の考古学発掘調査に関する公的許可(ローマ市考古文化財監督局・発掘許可、サン・ジョヴァンニ病院・発掘許可)を取得し、「初期キリスト教オラトリオ(小礼拝施設)」の発掘調査【第1期】を実施。本発掘調査は、山田順(西南学院大学教員)を調査総責任者に、イタリア人研究者アレッサンドラ・チェリート(ローマ市考古文化財監督局研究員)、パオロ・サトゥルノ(文化財化学分析研究者)、ジャコモ・カザリール(文化財修復士)を共同研究者に、2015年3月まで実施された。この【第1期】発掘調査によって、4世紀前半のものと考えられる新たな壁画、および古代末期の青銅硬貨、陶器片を含む貴重な出土品が発見された。新たに発見された壁画に関しては、壁画表層洗浄修復調査を実施した。この【第1期】発掘・壁画修復調査に関しては、2015年6月8日、ローマ市内で開催された下記研究会でその研究成果を報告した: Convegno di Studi: L’Ospedale iuxta Lateranum – Aggiornamento dello stato della ricerca e tutela del patrimonio archeologico, storico ed artistico.