論文

2016年4月

骨盤骨折に腹部外傷を合併した23例の検討

骨折
  • 濱口 満英
  • ,
  • 西村 章朗

38
2
開始ページ
325
終了ページ
329
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本骨折治療学会

外傷初期診療ガイドライン(Japan Advanced Trauma Evaluation and Care:JATEC)によって、外傷初期診療の標準化がなされ10年が経過するものの、外傷患者における急性期死亡原因の約40%は大量出血によるものといわれ、治療が標準化された今でも重度多発外傷の救命は困難である。今回、腹部臓器損傷と骨盤骨折の合併損傷と診断された症例を対象としretrospectiveに検証を行った。死亡原因は出血性ショックに伴うものであったが、死亡症例では高頻度に胸部外傷を伴っていた。予後に関しては、腹部骨盤外傷に胸部外傷を合併し気管挿管や胸腔ドレナージを必要とする重症胸部外傷を合併するような症例は予後が悪いと考えられる。その予後改善には、CT撮影時期を含め検討する必要がある。(著者抄録)

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