論文

2012年5月

安定型骨盤骨折における骨盤造影CT撮影の検討

骨折
  • 濱口 満英
  • ,
  • 西村 章朗

34
2
開始ページ
280
終了ページ
282
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本骨折治療学会

高エネルギー外傷における診療においては、初期診療にて骨盤X-p撮影を施行する。骨盤X-pにて安定型骨盤骨折と診断された症例において、骨盤造影CT撮影の必要性を検討した。2004年4月から2010年3月までの6年間に当救命救急センターに入院となりX-pにて安定型骨盤骨折と診断された54例(来院時心肺停止症例を除外)を対象とした。全例に造影CT撮影を施行し、そのうちの血管外漏出像を認めた7症例に関しては血管造影を施行した。血管造影にて血管外漏出像を3例で認めTAEを行った。初期診療におけるX-pで安定型骨盤骨折と診断した場合であっても、ショックをきたしうる持続的出血がある可能性があることを念頭におく必要がある。今後、造影CTの適応については検討していく必要はあるものの、持続的出血を早期に診断するためには初期診療において造影CT検査にて血管外漏出像を確認する必要があると考えられた。(著者抄録)

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